この記事を書いているのは、2020年3月30日です。
先程、タレントの志村けんさんの訃報が飛び込んできました。
志村さんは3月17日から倦怠感の症状があり、19日には発熱・呼吸困難の症状が出現。
20日に都内の病院に搬送され、重度の肺炎との診断を受けて入院しました。
診察の際に、新型コロナウイルス感染が疑われたため検査が実施され、23日の夜に陽性が確認されました。
残念ながら29日の夜亡くなられました。
志村けんさんといえば、ザ・ドリフターズのメンバーとして大活躍しました。 まだ私が子供の頃、ドリフターズのメンバーだった荒井注さんの後釜として加入した記憶があります。 「東村山音頭」や「ヒゲダンス」などが大ヒットしました。
ドリフターズ解散後は、タレントとして活躍し、やはり一番有名なのは「バカ殿シリーズ」でしょう。
また、NHK朝の連ドラや映画などの主演も決まっていたそうで、残念でしょうがありません。
志村さんはいつも明るく元気で、ギャグを言っているイメージしかないので、亡くなることが信じられないのです。 そう思っている人も多いのではないでしょうか…。 このような話になると、田坂広志さんを思い出します。 田坂さんは、多摩大学大学院名誉教授で、東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任。 シンクタンクソフィアバンクの代表で、詩人、思想家として、多くの著書があります。
その田坂さんの「すべては導かれている~逆境を越え、人生を拓く 五つの覚悟」という著書に、人生における「三つの真実」を見つめるというものが記されています。
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●第一の真実 人は、必ず死ぬ
●第二の真実 人生は、一回しかない
●第三の真実 人は、いつ死ぬか分からない
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この3つは真実以外の何物でもありません。
そう考えると、私たちはどのような生き方をすればいいのでしょうか?
1年先、3年先、10年先の未来を考えることがいいことなのでしょうか?
いつ死ぬのか分からないのであれば、1年先のことも3年先のことも、意味をなさないような気もします…。
ですが、人間には目標を決めて、それを達成したいという欲求があります。 そう考えると、1年後、3年後、10年後のことを考えつつ、それを実現するためには今日何をすればいいのかを明確にすることと、それを精一杯やりきるということが大切です。
このような生き方のほかにも、特に目標を持たずに、偶然に身を任せるという生き方もあります。 これは目標を達成することに喜びを見い出すというよりも、様々な人や出来事の関わりの中で、「頼まれたこと」「誘われたこと」「遭遇したこと」などを通して、できるできないではなく、とりあえずやってみるという精神で、自分の可能性を広げていく生き方です。 ですから、10年前と現在ではまったく違うことをやっていることもあるわけです。 これは、個人だけでなく、企業にも当てはまります。どちらが良い悪いではありません。 どちらを選ぶかです。
目標達成を重視するのか、可能性拡大を重視するかの違いです。 もちろん、両方を併せ持つこともできます。
こんなデータがあります。人生最後の時、多くの人が後悔することは、「他人がどう思うかなんて気にしなればよかった」「もっと冒険すればよかった」「もっと旅に出ればよかった」「もっと他人に尽くせばよかった」「もっと家族と一緒に時間を過ごせばよかった」「もっと人にやさしい言葉をかければよかった」。
そして「もっと色々なことにチャレンジすればよかった」なんだそうです。
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