2025年版ダメ経営者白書「社員に甘えるな!
- 社長の大学★長谷川博之
- 3月28日
- 読了時間: 5分

✅「社員のやる気に頼って経営していませんか?」 ✅「社員の善意に甘えて、業務を回していませんか?」 ✅「社員を目標達成の手段としか見ていませんか?」
もしこれらに当てはまるなら、あなたの会社は大きなリスクを抱えています。 社員のやる気や善意は、経営を支える重要な要素ですが、それに依存しすぎると、 持続的な成長は望めません。
このままでは、 ❌社員のモチベーションが下がり、優秀な人材が離れていく… ❌善意に頼る経営が限界を迎え、業績が低迷する… ❌組織全体が疲弊し、結果的にあなたの会社が立ち行かなくなる…
しかし、ご安心ください!
営業の大学・株式会社リンケージМ.Iコンサルティングの長谷川博之です。 営業コンサルタントとして、数々の企業の売上を向上させてきました。 9000回以上の営業コンサルティングを行い、クライアントへの売上貢献額は100億円以上です!
そこで今日は「社員の善意に頼らず、持続的に成長する経営の仕組み作り」について、 具体的に解説していきます。
「実は、簡単に解決する方法があります!」
なぜなら、社員はあなたのために働いているのではないからです。
経営者のためではなく、
▶ 自分の生活のため ▶ 自分の成長のため ▶ 自分のやりがいや評価のため
これが社員の本音です。
「社員は会社のために尽くすべきだ」と思っている経営者ほど、
✅社員のモチベーションが続かない ✅優秀な人材が辞めていく ✅組織が停滞する
こうした問題を抱えてしまいます。
中小企業や営業現場では、社員の善意ややる気によって業務が成り立っている場面を よく目にします。たとえば、誰も見ていないところでゴミを拾う社員や、自主的に顧客 対応を改善するスタッフの存在です。 このような行動が、組織の隠れた柱として支えになっていることは否定できません。 しかし、現代のビジネス環境では、これに甘んじている経営体制が危機を迎える時代が 訪れています。
「社員の自主性を尊重する」という美名のもと、善意に依存した経営が長く続いてきました。この背景には、経営資源が限られる中小企業特有の事情もあります。 しかし、現代の労働環境や価値観が変化する中で、この善意依存型の運営には3つの大きなリスクが伴います。
1.持続性の欠如
善意ややる気に基づく行動は個人の価値観や体力、感情に依存しています。 過剰な負担が続けば、社員の疲弊や退職につながりかねません。 「見えない貢献」が評価されない場合、その社員は次第に組織への不信感を募らせるでしょう。
2.公平性の問題
特定の社員にのみ負担が集中すると、組織内での不満が高まります。 「誰も気づかない努力」に対する正当な評価がない場合、社員間の公平性が失われ、 組織全体の士気低下を招きます。
3.経営者の責任放棄
善意に頼る経営は、根本的な業務プロセスや組織文化の改善を後回しにする口実に なりがちです。しかし、経営者が自ら改革に乗り出さない限り、根本的な問題は解決 されません。
善意に対価を支払うか、善意に依存しない仕組みを作るか経営者が考えるべき選択肢は、 大きく分けて次の2つです。
1.善意への「正当な対価」を支払う
善意による努力や貢献が組織の成果につながっているなら、それに見合った評価や報酬を 提供するべきです。例えば、社員の自主的な行動や提案を正式に評価する仕組みを整える ことが挙げられます。
■具体例:提案制度の導入や、自主的な貢献を評価する表彰制度の実施。
■効 果:善意の行動が組織内で「見える化」され、他の社員にも良い影響を与えます。
2.善意に依存しない仕組みづくり
善意に頼らず、業務が回る仕組みを構築することも重要です。 プロセスの効率化や役割分担の明確化、ITツールの活用などがその具体例です。
■具体例:チームで共有可能な業務マニュアルの整備や、定型業務の自動化。
■効 果:善意ではなく仕組みによって成果を出すことで、組織運営がより安定します。
経営者が善意依存から脱却するためには、「社員の善意を認識し、それを最大限に活用する」視点が必要です。しかし、それを社員の犠牲の上に成り立たせるのではなく、組織全体の持続可能性を考えた取り組みが求められます。
善意を活用するための具体的アクションとして…、
1.定期的なコミュニケーション
善意がどのように発揮されているのか、経営者やマネージャーが社員と直接対話する場を 設けます。これにより、見えない努力が「可視化」されます。
2.成功事例の共有
善意がもたらした成功事例を社内で共有し、組織全体でポジティブな循環を生み出します。
3.役割の明確化
善意に頼らなくても成果を出せる業務プロセスを構築します。 社員が安心して働ける環境を整えることで、自発的な貢献も自然と引き出されるでしょう。
最終的に、善意が報われる組織文化を育てることができれば、社員一人ひとりが より高いモチベーションを持ち、自らの力を存分に発揮できる環境が整います。
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