企業にとって、「情報発信」はことのほか重要だ。
「情報発信」という言葉を聞いて、多くの人がイメージするのは、「Facebook」「Instagram」「X」など、SNS投稿ではないだろうか。そこで今日は、SNSの真実をわかりやすく解説する。
SNSは「Facebook」「Instagram」「X」に加えて、「YouTube」や「TikTok」などの動画系SNSもある。これらはすべて、無料で利用できるものばかりだ。これだけ簡単に情報発信できる世の中になったということにただただ感謝しかない。これだけ参入障壁が低いにも関わらず、積極的に利用していない中小企業がほとんどだ。もったいない…。
しかし最近、一部の中小企業ではSNSを使った情報発信を一生懸命に行っている会社も増えてきた。このような会社の特徴は、SNSやネット関連の専任者がいるということだ。
参考までに、「BtoC」と「BtoB」のEC化率を調べてみた。
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■BtoC
…2021年の日本のBtoC電子商取引市場の規模は、前年比7.35%増の20.6兆円。EC化率は8.7%。
■BtoB
…2021年の日本のBtoB電子商取引市場は、前年比11.3%増の372兆7073億円。EC化率は35.6%。
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世の中は大きくネット取引にシフトしたことがわかる。
問題はここからだ。ネット上での取引がこれだけ盛んになっているにも関わらず、そこにお金と人を投入している中小企業が少ないのが現実なのだ。周りを見渡してほしい。会社をあげてネットに注力している企業がどれだけあるだろうか。ネット関係のサービスを販売している企業でさえ、アナログ対面営業で受注しているのが現実だ。
ここで、ちょっと耳の痛い話をさせもらう。
それは、SNSの効果についてだ。実は、SNS投稿を継続しただけでは、効果はよくわからない。本来であれば、SNSに投稿したことで、「新規顧客が増えた」とか、「イベントの来場者が増えた」とか、「SNSから予約が増えた」など、売上に貢献している実感があればいいのだが、そうは問屋が卸さない。
その結果、「フォロワー数」「いいねの数」「コメント数」で判断している会社がことのほか多いのが現実だ。また、定期的に投稿していれば、認知度が高くなり、ブランディングに繋がるという淡い期待を持って継続している企業もある。しかし、本当だろうか?
弊社クライントでも…
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Instagramのフォロワー数が3万人以上いるが、
売上にどの程度貢献しているのかは、まったくわからないという企業もいる。
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このように考えると、本当の意味で売上や集客に直結するのは、投稿ではなく「広告」に限る。なぜならば、売上や集客するために行うのが広告だからだ。残念ながら、投稿は投稿でしかない。お金はかかるが、結果を出したいならSNS広告をやった方が早いというのが、私の結論だ。
弊社は一昨年、半年間facebook広告を出稿して、200人近くの見込客を獲得した。これを投稿でやろうとしたら何百年かかるのだろうか?いや、何百年かかっても無理かもしれない。
投稿だけで成果を出したいなら、フォローして、DMであいさつして、コメントして、地道にフォロワーを増やすしかない。フォロワーがある程度の数のなったら、商品やサービスが売れるような仕掛けをするしかない。いわゆるマネタイズだ。
あなたは、SNS広告をやりますか?それとも、地道にフォロワー増やしますか?
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