ChatGPTを代表とする生成型AIは今、プロンプトエンジニアと呼ばれる人材の育成が進んでいる。これはAIに指示を出す人材のことだ。このように、AI社会の本格到来を想像させる出来事が多発している。その一方で、人間しかできないことは何なのかを模索している人も増えている。そこで今日は、AIに代替されない本質的な人間の価値とは何かについてわかりやすく解説する。
人間の価値とは一体何なのだろうか?
これだけAIが普及してくると、否応なしにこのことを考えざるを得ない。しかし、これといった決定的な答えが見つからないというのが本当のところだ。AIに対する期待は高まるばかりだが、その反面、人間の方が優秀だという誇りを持っている人も多い。
私は、AIが優秀なのか、人間が優秀なのかではなく、AIにしかできないこともあるし、AIの方が得意なこともあると思っている。また、人間にしかできないこともあるし、人間の方が得意なこともある。したがって、お互いが協力しあって創造すればいいと考えている。
優等生的な回答だが、私は、毎日AIを使いながら、飛び込み営業や手書きハガキを書くような、最新テクノロジーと昭和の時代遅れ営業をやっている。最新ツールと時代遅れツールを両方使って、はじめてわかることもある。いずれにせよ、AIと人間は共創するしか共存の道はないだろう。
先日、「AIに代替されない本質的な人間の価値とは何か?」と言うSNSの投稿を読んだ。
今までこの類の論文や情報はたくさん読んだが決め手に欠けていた。そして、大変抽象的な視点が多かった。しかし、今回の投稿は心底納得いくものであった。
AIに代替されない本質的な人間の価値の1つ目は「愛」だ。
愛とは、相手を大切に思う気持ち。相手とあらゆる感情や物を共有していたいと思う気持ち、お互いに相手に与えあうことを苦に思わない感情のことだ。つまり、愛とは相手を大切に思う気持ちのことだ。可愛い、かっこいい、好きだ、一緒にいたいなどの表面的な気持ちではなく、相手の存在そのものを大切に思う気持ちを愛と呼ぶ。
わかりやすいように、以下のような感情を持っている相手には、あなたは愛を持っていると言える。
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■自分よりも相手が幸せになってほしい
■相手のためならどんなことでもできる
■相手が喜ぶと自分も嬉しくなる
■相手の幸せのためなら、体を張ってでも守りたい
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ビジネスにおける愛とは、対顧客ももちろんあるが、自社のことを誰よりも知っていて、自社の強みも弱みも熟知している。さらに、自社の商品やサービスに惚れ込んで自信を持って勧められることも含まれる。いずれにせよ、自分に対しても愛がなければ売れるはずがない。これはAIにはできないだろう。
AIに代替されない本質的な人間の価値の2つ目は「決断を迫ること」だ。
営業活動にフォーカスすれば、どんなに商品のメリットを語ろうと、どんなに商品の必要性を語ろうと、最後は相手に購入するかしないかの決断を迫られなくては受注には繋がらない。
決断を迫るには様々な方法があるが、単刀直入に表現すれば、「〇〇さんは、この商品を購入したいですか?」と言う問いに尽きる。もちろんAIだって、同じ台詞を言えるだろうが、何が何でも自社商品を利用して顧客に幸せになってほしいという感情をどれだけ持てるかが勝負を分ける。人間にはそれができるが、AIにはそれがきない。将来的にはできるようになるかもしれないが今は無理だ。
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