毎日、SNSに投稿しているがイマイチ…。
このような人や企業は山のようにある。SNSの場合、十分な成果を得ているというケースの方が稀だ。98%が効果を実感できないというのが本当のところだろう。しかし、SNSをやめるわけにはいかない。これが本音だ。そこで今日はSNSの実態についてわかりやすく解説する。
成果を感じない媒体をなぜいつまでも続けているのだろうか?
「継続すればいつか花開く」というおめでたい企業から、「SNSに投稿するのが性に合っている」という自己中企業まで、その理由はいろいろあるが、いずれにせよ成果は出ていないので、いつまで続けたら成果が出るのだろうかという疑問を持ちつつ、公言できないというような雰囲気なのだろう。
「SNS、3年もやっているけど、SNS経由で問い合わせがあるわけでもないし、いいねが数千もついたり、投稿がコメントで溢れるなんてこもないので、やめようよ」と声高で訴える社員もいないだろう…。このような意見が潜在的に非常に多いことが予想できる。そもそもSNSで成功しているのは、ほんの一握りだ。これが現実なのだ。しかし、そうも言ってはいられない。
現在、SNSは多様な形態で存在している。
弊社で取り組んでいるだけで、「X」「Facebook」「YouTube」「Instagram」「Linked
In」「note」「TikTok」「Threads」「LINE VOOM」「Bluesky」などだ。これは氷山の一角で、「Pinterest」「Tumblr」なども有名だ。
ここまで多くのSNSをやっている企業も少ないだろうが、弊社はクライアントに最新情報として提供しなければいけないので、これだけのSNSに取り組んでいる。SNSは従来、成功するかしないかは、コンテンツの質や提示方法が反応に大きな影響を与えると言われていた。しかし、本当にそうだろうか?確かに、コンテンツの質や表現方法は大きな影響を与える。
そこで、数ヶ月前から、弊社が取り組んでいるすべてのSNSに同じコンテンツを投稿し続けている。同じコンテンツだが、SNSによって反応が違うのではないかという仮説を検証するためにだ。
分析の結果は、LinkedInでは「いいね」も「コメント」も多いが、Facebookでは「いいね」すら少ないという投稿がある。当然、その逆もある。また、弊社の投稿は「X」「Thr
eads」「Bluesky」などの、文字数制限があるプラットフォームでは弱いことがわかった。そもそも、そういったプラットフォームではフォロワー数が少ないことも原因のひとつだ。
つまり、コンテンツの質や表現方法も反応に大きな影響を与えるが、同じコンテンツでもプラットフォームによって反応は雲泥の差になる。どのプラットフォームに投稿するのかも大きな影響を与えるということなのだ。SNSが持つ独自の文化やユーザーの特徴が、コンテンツの承認に大きな役割を果たしている可能性が大である。
ただし、すべてではないが、ある程度の数のプラットフォームで好評を得たコンテンツもある。たとえば、「トップ営業マンは礼儀正しいだけでなく図々し」」という動画コンテンツは、Instagramのリールで1258回再生されている。同じものがYouTubeで746回再生されて、高評価が9ついている。はじめたばかりのLINE VOOMも7回再生だ。
ほかの画像は1~2回。さらに、同様のテキスト版がFacebookでいいね70人、コメント11人です。LinkedInはいいね21人です。普段の投稿に比べて反応は大きいです。特にInstagr
amとFacebookです。
このように、同じコンテンツでもプラットフォームで反応が大きく変わります。つまり、コンテンツというよりもどのプラットフォームに投稿するかが問題だということです。
広告でも媒体選びは重要ですが、SNSでも同じです。ですから、媒体を決めているなら媒体に合ったコンテンツづくり、媒体を決めていないならコンテンツにあった媒体選びが重要です。
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