生まれながらにして、他人から相談されやすい能力を持っている人がいます。
マーケティング的オーラを醸し出している人です。温厚で、いつもご機嫌で、笑顔です。
さらに会話をすると聞き上手で楽しいのです。ただし、本人はまったく自覚がないケースがほとんどです。営業の世界は、ガツガツした肉食系、またはそれに準じる人が多いので、このようなタイプは珍しく、技術系営業マンに稀にいます。そこで今日は、営業マンのタイプについてわかりやすく解説します。
冒頭紹介した相談されやすい営業マンの特徴は、以下の3点です。
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1.またこの人に会いたい
2.この人とずっと話していたい(楽しいから)
3.相談しやすい雰囲気を醸し出している(敷居が低い)
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この3つに関しては、スキルとして習得するのが大変難しいのが現実です。
数値化できる要素は何一つとしてないからです。
私は商売柄、数多くの営業マンとお会いします。
そして、営業マンをさまざまな視点から分析するのが習慣になってしまいました。実は私の娘は、弊社で営業アシスタントとして働いていたことがあります。彼女は誰とでもすぐに打ち解けて、仲良くなれるキャラクターなので、商談の場が和みます。最大の特徴は「スキだらけ」ということです。
だから、「この人になら話しても大丈夫だろう」と相手が気を許してしまうのです。
名づけて「つい気を許してしまう癒し系営業ウーマン」です。
自社の営業マンを金太郎アメのように紋切型に育成するのもひとつの方法ですが、自社の営業マンにどのような特徴や強みがあるのかを分析して、そのタイプに名前をつけると楽しくなってきます。
営業マネージャーは、営業マンそれぞれの強みを活かせるような見込客や既存顧客を担当させれば、商談も上手くでしょう。ところが、そこまで考える営業マネージャーは稀です。
人間だから、すべての顧客が得意だとか、すべての営業プロセスが得意だなんて人はいません。一見、遊びのような切り口ですが、営業は楽しくやるのがポイントです。
クライアント先には、いろいろなタイプの営業マンがいます。
まずは、私が会ったトップ営業マンを大きく3つに分類してみました。
1.自信派タイプ
自信満々で自分の力を過信しているのではないかと疑ってしまいますが、言った通りに成果を出す営業マンです。商談の時は、恥ずかしいようなPRトークでも、力強く自信満々で伝えることができます。ある意味、マインドのリミッターが外れています。それゆえに説得力もあります。
2.誠実派タイプ
自信派タイプとは真逆で、落ち着いた雰囲気で態度は謙虚です。 顧客の要望にも真摯に応えるタイプで、顧客からは絶対の信頼を得ています。ですから、顧客とは長い付き合いになります。とにかく顧客の役に立つ、顧客を第一優先で考える、顧客に寄り添って困り事を解決するという考えで顧客と付き合います。
3.戦略派タイプ
顧客との人間関係構築よりも、顧客の課題などをしっかりとリサーチをして、営業戦略を立案して営業活動を行うタイプです。過去の購買履歴なども分析しています。したがって、顧客に最善の提案ができる営業マンです。これは顧客分析ができているからです。
これ以外にも、キャラクター9分類、エニアグラム9分類などがあります。
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