昨年の12月31日に「これから5年以内で当たり前になる価値観」について考えてみました。
日々、恐ろしいスピードで時代が変化しています。
時代が変化しているということは、それに取り残される人や企業もあります。
こればっかりは、意識して適応していかなければいけません。
そもそも、新しいテクノロジーの登場によって、私たちの生活は大きく変わります。
私が子どもの頃、ようやく自動車が一般庶民に普及し始めました。
それまでは自動車が珍しく、商売で使うか、一部のお金持ちしか持っていませんでした。
ですから、電車、バスを中心とした公共交通機関、タクシーやハイヤーなどがもてはやされたのです。
ですが、一般庶民に自動車が普及してからというもの、ドライブが当たり前になり、郊外型のショッピングセンターなどが登場しました。
レジャーや観光も、随分と身近なものになりました。
また、自動車ですから、大量に買い物をしても持ち運びは容易です。
もし、自動車が普及しなかったら、私たちの生活はどうなったでしょうか?
現在とは、まったく違うものになっていたに違いありません。
ここにきて、私たちの生活のあちこちで、自動車が普及し始めた頃、パソコンが普及し始めた頃のような様相を帯びています。
実際には、少しずつ変化しているので激変まではいかないと思いますが、2~3年のスパンで考えると激変に値します。
さて、これから5年以内で当たり前になる価値観について考察したいと思います。
まずは、人手不足を背景として起こっているのは、無人店舗や省力化です。
飲食業やコンビニを始めとするあらゆるBtoCで、無人店舗化とセルフレジ化は一気に進みます。
製造業でも、これからAI化とロボット化が進みますので、人手余りになることは確実です。
「あそこの店、店員がいるよ??? 珍しい~」、なんて時代になります。
当然、ホテルなどのフロント業務、自動車整備工場の入庫業務なども、ロボット化やセルフ化の波がやってきます。
次に考えられるのは、自動運転車の普及です。
その結果、「あの自動車、人間が運転しているよ??? 危ないなぁ~」、なんて時代になります。
高齢者の自動車事故が問題となっていますが、ある程度、自動運転で解決できる可能性は大です。
また、物流も高速道路は自動運転でできるようになるでしょう。
運送関係の人手不足解消に一役買うと思われます。
三番目は、パソコンが無用の長物になる可能性大です。
新卒者の中には、パソコンのキーボードが使えない、または苦手だという人が多いそうです。
ですから、新卒者教育でキーボードの打ち方を教えている企業もあります。
これも、時代の流れです。
パソコンを使わなくても、スモホで十分なのです。きっと新卒者に、
「パソコンって何ですか?」と質問される時代になるでしょう。
恐らく、日常の業務はスマホやタブレットで、いつでもどこでも仕事ができるようになります。
パソコンは一部の限られた業務のみで使われることになります。
四番目はテレビです。
「YouTube」や「ニコニコ動画」「Amazon Prim Video」などに比べると、テレビは不自由なメディアです。
コンテンツも限られていますし、ドラマなどの続きは1週間後が普通です。
今の子どもたちには、この理屈が通用しません。
なぜ、1週間待つのかが理解できないのです。
「YouTube」「ニコニコ動画」「Amazon Prim Video」は、あらかじめコンテンツが用意されていて、続きは来週なんてことはありません。
新聞もテレビ同様、理解不能のメディアになる可能性は大です。
最後は、会社の存在意義です。
経営者と従業員という立場があり、年功序列だの終身雇用だという制度で従業員の足腰を弱くしてきた結果、日本は先進国といいながら貧困率の高い国になりました。
恐らく、どんどん会社の存在意義は薄れ、少数精鋭のプロフェッショナル企な業になるか、フリーランスとなって自立する人が多くなります。
こんな動きが、これから5年以内に起こると思っています。
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