私は子どもの頃から、ほとんど相談をしたことがありません。
理由は定かではありませんが、私の家庭環境にあったと思います。特に父は顔に「俺に話しかけるな!」と書いてあるような人でしたから、必然的に家族内で相談をすることはありませんでした。ですから子どもの頃から、いつも一人で考えて行動してきました。そこで今日は、相談してはいけない人についてわかりやすく解説します。
あなたは、人に相談をしたことがありますか?ほとんどの人があるでしょう。
きっと私のような人は稀です。代表的な相談相手としては、「家族」「親戚」「友人」「先輩」「同僚」などだと思われます。
また、相談は一歩間違うと、一方的に悩みを聞いているだけ、一方的に愚痴を聞いているだけ、一方的に悪口を聞いているだけになるケースも多々あるようです。相談している人にとっては、聞いてもらっているだけで心がスッキリするのでメリットがありますが、相談されている人にとっては、心身ともに疲れることになります。
さらに、このような相談では解決されることはありません…。
一時、心がスッキリするだけの効果です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
原因のひとつとしては、家族、親戚、友人、先輩、同僚などは、近くにいる人、話しやすい人、あなたを理解してくれる人だからです。つまり、すでに人間関係ができあがっている人たちです。
このような人たちと、相談内容を解決できるできないに因果関係はまったくありません。
たとえば、1~2年先輩に相談したところで、あなたと経験も立場もほぼ同じくらいです。ですから、解決策といってもあなたが考えている範疇である可能性が大です。つまり、想定内です。言われてみれば当たり前の話ですが、これは盲点です。これで状況が変わることはありません。
私たちが課題や問題を解決できない、成長できない大きな原因は、自分の知っている人や自分の人間関係の中で解決しようとするからです。確かに話は聞いてくれます。既に知っている人ですから…。
しかし、目から鱗のような決定的な解決策は、ほとんど期待できません。根本的には何も解決したいないことが多いので、下手をするも時間の無駄になることもあります。あなたが抱えている悩みや困りごとは、あなたと同じようなレベルの人ではなく、あなたよりレベルが高い人に相談するのがベストです。ここを履き違えてはいけません。
また、趣味趣向が同じ人や考え方が同じような人が集まったコミュニティも解決策にまで至らずに、傷の舐め合いになる可能性が大です。ただし、そのコミュニティ内の人たちも、そこまで求めておらず、愚痴や悩みを言い合うことで満足していることが多々あります。もったいない話です…。
ここまでの話を整理すると、相談ごとを解決したいのであれば、身近なところで手を打つのではなく、専門家に相談した方が得策だということです。話しやすい人や親しい人と解決できる能力には因果関係がないからです。厳しいようですが、これが現実です。
ことビジネスに関しては、仲のいい経営者に相談するのもひとつの方法ですが、所詮、友達です。自分の限りある経験と精度の低い予想で解決策を言います。つまり、責任がないということです。お金が発生するから責任が発生するのであって、責任が発生するから真剣に考えるということです。
今日は辛口のコラムになってしまいましたが、成長する人はしかるべき人に相談します。
当然、その人は自分よりもレベルの高い人です。そして、レベルの高い人と出会うような努力をしています。
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