私たちは日々、膨大な情報をキャッチしています。ですが、すべての情報の成否を判断したり、意思決定をしていたら脳が疲れてしまいます。結果、なるべく無駄な思考しないように、それを正当化する言葉や思考をします。そこで今日は、思考停止の特徴をわかりやすく解説します。
思考停止でまず最初に思い出す代表的な特徴は「難しい」と口に出してしまうことです。
たとえば、商品開発のアイデアを出し合っていたとします。良いアイデアが出た途端に、「現実的に考えると、そのアイデアを商品化するのは難しいよね…」と言ってしまう人です。どの会社にもいますよね。
「難しい」と言われると、他の人もその人に引っ張られて「そうだよね…」と同調してしまいます。結果、話がそこで止まってしまいます。特に、上司がこの言葉は発した場合は、メンバーも完全に思考停止してしまいます。
2つ目は「◯◯さんは△△な人だから…」です。
これもよく発しられる言葉です。たとえば、営業会議で、今後の営業展開でいいプランが提案されたとします。最終的には社長に報告して承諾を得なくてはいけません。このようなケースでよくあるのが、「社長はこのようなプランは嫌いだから、きっと却下されるよ」という意見です。これも思考停止を起こしてしまいます。
3つ目は「どうしたらいいですか?」です。
このような質問をする人は思考停止というより、相手に丸投げする人です。たとえば、新商品のプロモーションの企画を考えていたとします。少し考えましたが、良い企画が出ないので上司に相談しました。
「◯◯部長、考えたんですが良い企画が出ません。どうしたらいいですか?」と、上司に丸投げするケースです。完全な思考停止です。上司に相談するとしても思考停止しない人は「新しい企画なんですが、A案とB案を考えました。どちらの方がターゲット層に響くでしょうか? ご意見いたただけませんか?」と聞きます。
4つ目は「頑張ります!」です。
日本人は、頑張るという言葉が大好きですので、当たり前のように容認していますが、よくよく考えてみると単なる「根性論」や「気合い」です。たとえば、あなたは仕事でミスをしました。上司からミスの原因を聞かれ、再発防止策を求められました。
このような時、「次回からはミスしないように頑張ります!」と答える人がいますが、これは典型的な思考停止状態です。なぜならば、具体策がまったくないからです。思考停止シない人は、「次回からは、◯◯さんにもチェックをお願いして、ダブルチェック体制で再発の防止をします!」と言われれば、具体策があるので上司も納得します。
最後は、「それは決まりだから!」です。
会社には様々な決まりやルールがあります。明文化されているものもありますし、暗黙のものもあります。 たとえば、ある営業マンは、明日の朝一で商談があります。商談先は、この営業マンの自宅から目と鼻の先です。自宅から直行すればわずか5分の距離ですが、会社に出社してから商談先に向かうと1時間以上かかります。
そこで、商談先へ直行する旨を営業部長に伝えると「うちの会社は出社してから、外出するのがルールだから」と、断られました。要は、決まりやルールに沿っていないことはするなということなのですが、生産性を高めたり、働く環境を良くするアイデアを却下してしまいます。
このように、思考停止になってしまう言動がいくつかありますので、セルフチェックしてください。
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