年に数回、「挨拶」をテーマにしたメルマガを発行したり、SNSに投稿したりします。
挨拶は、人間として、社会人して、生活の基本ですから普遍的なテーマなのかもしれません。そこで今日は、上手な挨拶のやり方をわかりやすく解説します。
昨年秋、ビジネス系SNS「LinkedIn(リンクトイン)」に、「しっかり挨拶をやるとビジネスで成功できる!」。という投稿をしました。投稿閲覧数は944件、いいねは40件付きました。私のLinkedInでの投稿では圧倒的にナンバー1です。
内容は「日本一の新聞勧誘青年の話」で、リアルセミナーや講演でも度々紹介しました。
かつて私は、新聞配達をやっていたことがあるので、何となく親しみがわく話なので、つい紹介したくなります。
また、この話の主人公は、道ですれ違った人、会った人すべてに挨拶をしており、その結果、過酷な新聞勧誘の世界で日本一になりました。ですがこの青年は、挨拶と新聞勧誘の相関関係を知りません…。こんなオチがあります。私はこの話を聞いた時、興奮して眠れませんでした。
その理由は、挨拶という道徳的なことと、営業成績という経済的なことに大きな関係があったという発見があったからです。挨拶をすればするほど、営業成績が伸びるというのは、大変シンプルな理屈です。
さて、挨拶に関しては、私が心がけていることを紹介します。「挨拶は先手必勝!」だということです。とにかく、自分から先に挨拶します。これは、私は心を開いていますという姿勢です。
マナー講師の金森たかこさんによれば、挨拶の「挨」には心を開く、「拶」には相手に近づくという意味があるそうです。立場を越えて、自分から感じのいい挨拶をするのがポイントです。
また、挨拶は「すればいい」というものではありません。やはり、笑顔で明るい声でした方が、好感を持たれます。しかめっ面で暗い挨拶をすると、反感を持たれることがあるので要注意です。このような視点で挨拶を分析してみると、笑顔で明るい声の人はいないことに気づきます。
3つめのポイントは、相手の目を見て挨拶することです。よくあるのは、パソコンに向かって仕事をしている時、背後や横から挨拶されると、つい相手の顔を見ずに言葉だけで挨拶してしまうことがあります。これでは、「自分は嫌われているのかもしれない…」「挨拶したくないんだろうな…」と、相手に思われても仕方ありません。
4つめのポイントは、プラスワンのひとことを付け加えることです。たとえば、「おはようございます」ではなく、「おはようございます。昨日は遅くまで残業してくれてありがとう。」「お世話になっております。先日はお忙しい中、連絡をいただき、ありがとうございました。」などです。
プラスワンのひとことを付け加える人はなかなかいませんので、実行すれば気遣いができる人という印象を与えることができます。
このように、あまりにも当たり前過ぎて挨拶を重要視していない人もいるかと思いますが、挨拶はコミュニケーションの基本中の基本です。挨拶ひとつで人生を変えることもできます。冒頭紹介した新聞勧誘の青年は、別け隔てなく徹底的に挨拶することで日本一に輝きました。
このほかにも、ある企業では一般家庭への飛び込み営業で、ドアの前で「よろしくお願いします」と礼をしてからドアホンのボタンを押し、相手が留守でもドアの前で「ありがとうございました」と礼をしています。もし、これを通りががりの人が見たら、どう思うのかということです。礼儀正しい企業だと思うでしょう。挨拶で企業イメージを高めることも可能です。
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