人間はできない理由を考える天才です。
このほかにも人それぞれのたくさんのできない理由があります。そこで今日は、できない理由についてわかりやすく解説します。
そもそも私たちは、できない理由を考えるのでしょうか? できない理由を考えるということは、今までとは違う新しい取り組みをするしないの判断を迫られているということです。これが前提条件です。
もちろん、「それはいい!」と言って、新しい取り組みに飛びつく人もいますが、残念ながら稀です。95%以上の人が、新しい取り組みをやれば今まで以上の成果が出ることがわかっていても取り組みません。その理由は、人間には現状維持バイアスがあるからです。
現状維持バイアスとは、「変化をしたくない」「今まで通りが楽だ」という心理状態のことです。新しい取り組みをするということは、それなりの負荷がかかります。肉体的な負荷、精神的な負荷、そして、新しいスキルなどを獲得するための時間…。わざわざリスクを背負って大変なことをやるのだったら、今まで通りで十分ですということです。結果、何も変わらないということになります。
たとえば、上司から新しい取り組みを提案されたとします。ところが部下は、素直に受け入れることができません…。そして、取り組むことができない理由を考え始めます。
代表的なのが、「忙しくて時間がない…」「人が足りないからできない…」「そもそも誰がやるんですか」「そんなお金があるなら、ほかに使った方がいいと思います」「失敗したらどうすんですか」などなど、できない理由は山のようにあります。そして、「もう歳だから…」もよく使われます。
できない理由を探す人の特徴として…
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■失敗をするのが怖い
■プライドが高い
■周りに頼るのが苦手
■仕事へのモチベーションが低い
■そもそも能力が足らない
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このようなことが挙げられますが、そもそも人間はできる理由よりも、できない理由の方が思いつきやすい生きものです。ですが、できない理由を言ったからといっても、その人が人としてダメなわけではありません。
イメージトレーニングの指導者「西田文郎さん」は、「赤ちゃんは超プラス発想なんですよ!」と、言っています。ハイハイしてから立ち上がるまで、どれだけひっくり返っても転がっても諦めずに、最後は立ち上がって歩くようになります。
ですが、いつしか物心がつくと、「無理」「できない」と諦めるようになります。
不思議な現象なのですが、誰もがそうなります。私もそうです。ですから、赤ちゃんのように、何も考えずに無心で取り組むことを見習わなければいけません。しかも、諦めません。諦めないから歩くようになりますし、話せるようにもなります。途中で諦める赤ちゃんは皆無です。
このように私たちは、元々諦めないという能力を持ち合わせていたわけですが、いつの間にか「もう歳だかから」と、簡単に諦めてしまうようになります。
今、私たちに必要なのは、「赤ちゃんを見習うこと」です。
赤ちゃんは諦めることなく、日々成長しています。私たちも、毎日少しずつでもいいから「できない」「無理」と思わずに前進することです。これに尽きます。諦めたらゲームセットです。
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