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なぜミスは起こるのか?意外な原因!


私はよくケアレスミスをします。最近ではあまり使われなくなった言葉ですが、「知識や能力の不足ではなく、不注意による誤り。そそっかしい間違い。」という意味です。私の場合、完全に不注意やチェックミスです。そこで今日は、ミスをしてしまう理由についてわかりやすく解説します。



たとえば身近な仕事で考えれば、「誤字脱字」「約束時間の間違い」「発注数量の間違い」「提出書類の不備」などが、代表的なミスです。先日は確定申告で、固定資産公課表を区役所からもらってきてくれと税理士に頼まれましたが、すっかり忘れてしまい「医療費の領収書」と「支払調書」のみを持っていきました。そして、気がついたのが翌日です。



慌てて区役所に行き、固定資産公課表を発行してもらい税理士に渡しました。加齢からくる物忘れといえばそれまでですが、医療費の領収書と支払調書だけに目がいってしまい、固定資産公課表のことはすっかり忘れていました。



このようなミスをなくすには、チェック表を作り、書類提出前にひとつずつ確認すればいいのですが、3~4つのチェックくらい簡単だという意識が働きます。これが大問題なのです。


補助金や助成金などの申請書を提出する際、提出書類のチェック表がついている場合がありますが、提出漏れがある人が結構いるのだと思います。私のように…。また、提出漏れがあると、行政も差し戻しをする作業が発生するので手間がかかります。



マシュー・サイド著「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」という本があります。この中に、ユナイテッド航空173便の飛行機事故が紹介されています。その経緯は…

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■1978年、飛行中のユナイテッド航空173便は着陸準備に入る

■車輪を下ろそうとレバーを操作したとき、機内に「ドン!」という大きな音が響く

■機長は確認のため管制に飛行時間の延長を要請

■様々な状況から、車輪は正しくロックされていると思われた

■しかし車輪がなければ胴体着陸になり危険なため、機長はなおも車輪の確認を続ける

■航空機関士は燃料が残り僅かになっていることを機長に告げる

■機長はそれには反応せず、ひたすら車輪の様子ばかりを気にしている

■再度航空機関士が燃料不足を告げるが、機長は聞き入れなかった

■その後、燃料不足で墜落、10人の死者を出した

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その後の調査で、173便は問題なく着陸できる状態だったことがわかっています。また、車輪に問題があったとしても、胴体着陸が成功した可能性は高かったということです。ここでひとつの疑問が起こります。なぜ機長は、着陸をせずに燃料切れで墜落というありえない事故を起こしてしまったのか、という疑問です。



この事故に於ける機長の状態を推測すると、「車輪の問題にとらわれ、残りの燃料を正確に把握できなかった」ということになります。つまり、集中しすぎたゆえに認識力が低下したということなのです。ところが世間の常識では、集中していればミスは起こらないと言われています。



結論は、的確な判断をするためには、冷静さが必要だということです。そして、冷静さは集中しすぎない状態であり、認識の分散でもあります。様々な確度から分析できるということです。さらに、客観性と理論性も必要です。思い込みや主観的に見ていると、周囲の状況認識が甘くなり、本質的な問題を見誤ることになります。注意が必要です。




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