仕事で効率を上げたり、アイデアを発想する場合、いかにして集中力を高めるかが 重要です。
そこで今回は、集中力についてわかりやすく解説します。
そもそも、集中力とは何でしょうか?
ウィキペディアによれは、「集中力とは一つの事柄に注意を集中して物事に取り組む 能力。」とあります。
ここで注意しなければいけないのは「集中力」と「注意力」を混合しないことです。
よく注意力散漫と言いますが、注意力散漫で起こるのは、忘れることや凡ミスなどです。 注意力散漫は、集中していなかったから起こることがあるかもしれませんが、 イコールではありません。
たとえば、車の運転に集中することは、単に車の操作を完璧にこなすことだけでなく、 歩行者がいないかや信号が変わらないかなど周辺に注意を配ることも含まれます。 反対に、集中していると周りが見えないことがあります。 仕事に没頭するあまり、外が暗くなったことに気づかなかったことはありませんか。 これは集中力はあるけど注意力はない状態といえます…。
このように、集中力と注意力は似て非なるものです。
集中力を科学的に分析すると、脳神経伝達物質ドーパミンが学習や記憶、 注意などに影響する物質ですが特に作業記憶に関与するとされおり、 集中力を高めます。 また、前向きな未来に向かっている時や既に行動している時に、
ドーパミンは出やすいそうです。
では、集中力が持続できる時間はどのくらいでしょうか?
多くの研究で立証されているのが、集中力は15分周期で集中の波があり、
集中力を持続する限界は90分だといわれています。
断続的に集中の維持を長くするためには適度な休憩が欠かせませんが、
25分作業をして5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」が有効です。
これは、25分作業+5分休憩を4回繰り返し、30分ほどの長い休憩をとる時間管理術で、
生産性アップが期待できるとされています。
約30分のサイクルで一度立ち止まることによりチェックと改善ができ、 結果的にクオリティが上がる点もメリットです。
さらに興味深いデータがあります。
人間は深い集中に入るまで「平均23分」かかるというものです。
集中するぞと思って、いきなり集中できるわけではありません…。
ですが、オフィスで仕事をしていると「平均11分に1回」も話しかけられたり、
電話やメールでメッセージがくるというのです。 ということは、オフィスはそこで働く人の集中力を阻害する場所だということになります。
集中力を阻害するのがオフィスであれば、効率的でクリエイティブな仕事とはほど遠いということになります。
このように考えると、オフィスは何のためにあるのでしょうか?
コロナ禍に於いて、オフィスを返上している、または、オフィスの規模を縮小している
企業が増えています。
つまり、テレワークに切り替えている企業が増えてきたということです。
それは、コロナ禍だけが原因ではありません。
効率的かつ生産性を高くすることによって、競争力を高め、優秀な人材を採用したい
という思惑もあります。
オフィス賃料と社員の交通費が削減されることにより、効率的かつ生産性を高めることは
容易に実現できます。
ですから、オフィスはどうしても、対面でなければいけない仕事をするために残ります。
また、優秀な人材は複業ができる環境を好みます。
すなわち、それがテレワークです。
このように、私たちは仕事をする場所と環境を選べるようになりました。
「自宅」「オフォス」「そのほかの居心地の良い場所」の3つです。
オフィスの比重が引くなり、自宅の比重が高くなります。
また、居心地の良い場所での仕事も増えるでしょう。
仕事場を自由に選べることが当たり前の時代になりつつあります。
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