「オンラインでは伝わらない…」。 この台詞は聞き飽きるほど聞きました! ですが、本当に伝わらないのでしょうか?
そこで今日は、オンラインは本当に伝わらないのかわかりやすく解説します。
先日、「オンラインなのに全米トップの進学校、日本人校長がめざす「生き抜く力」の養成」という記事を読みました。
ニュースイッチというサイトに掲載されていす。
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この記事によれば、昨年3月に緊急事態宣言が発出され、臨時休校になった小中学校も多くありました。
当時の文部科学省の調査では、臨時休校を実施または実施予定の自治体のうち、同時双方向型のオンライン授業を提供すると回答した自治体は約5%にとどまったそうです。
また、日本は授業中のデジタル機器の利用時間はOECD加盟国中最下位という調査結果もあります…。
ただし、闇雲にデジタル機器を使ったり、オンライン授業にすればいいということではありません。
その理由は、オンライン授業では「先生が生徒の理解度を把握しにくい…」「生徒同士のコミュニケーションがとりにくい…」といった課題も指摘されているからです。
このような不安に対して一石投じたのが、「スタンフォード大学・オンラインハイスクール」です。
スタンフォード大学オンラインハイスクールは、すべてオンラインで授業や課外活動を行う中高一貫校です。
スタンフォード大学オンラインハイスクールは、2000年代中半に開校して、アメリカをはじめ世界各国の中学1年から高校3年までの生徒が在籍しています。
オンライン授業でありながら、スタンフォード大学をはじめハーバード大学やブリンストン大学など、名門大学への合格実績もトップクラスで、2020年にアメリカの進学校で1位となったほか、多くのメジャーな学校ランキングで全米トップに選出されています。
今や全米屈指の進学校の一つとして知られる存在となりました。
特徴の一つとして、生徒が自分のスタイルやペースに合わせて効率よく学べる仕組みの実現があります。
これは、オンラインだからこそ可能です。
たとえば、オンラインでは世界初となる「反転授業」と呼ばれるものを導入しました。
通常、授業といえば、先生が教壇に立って講義を行うものです。
そして、復習として宿題を出すのが一般的だと思います。
一方、反転授業は、従来の授業形態を反転させたもので、生徒たちは新たな学習内容を自宅でオンラインのビデオ授業を視聴して予習します。
そして、授業では通常は宿題として扱われる演習や、学習内容に関わる意見交換などを行います。
つまり、学びのインプットとアウトプットの場をまったく逆にするのです。
スタンフォード大学オンラインハイスクールでの授業は、平均12人の少人数制でディスカッションや演習を行います。
もう一つの特徴は、「哲学」の必修化です。
哲学は、既存の常識やものの見方を疑い、枠組みを取り払って新たな考えや価値を生み出す学問です。
したがって、現代のように予測不能でパラダイムシフトの時代にはうってつけです。
子どもたちのなりたい職業が、大人になった時に存在するかどうかわかりません。
このような環境の中で必要なのは、新しい仕組みやルールに適応する力と、新たな仕組みやルールを創り出す力です。
そういった意味では、哲学は激変の時代を生き抜く力になるという考えです。
ハイスクールもこれだけ変化しています。企業も変化しなけくてはいけません。
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