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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

オンラインでは伝わらないという人へ


コロナ禍でオンラインコミュニケーションは、ごく一般的になりましたが、いまだにオンラインでは伝わらないと言っている人がいます。そこで今日は、オンラインで伝える技術をわかりやすく解説します。



最近つくづく思うことは、リアルコミュニケーションが一番伝わることは確かだということです。しかし、いまだにオンラインは伝わらないということを前提にコミュニケーションしている人がいるという事実です。時代は変わりました。オンラインでは伝わらないなんて通用しません。これが現実です。オンラインでも伝わるスキルを身につけてくださいということです。



その理由は、ネットショッピングや通販で買い物をするのが当たり前の時代に生きているのに、オンラインで伝えられなかったらビジネスとしてアウトだということだからです。いつでも、どこでも、好きなものを買える時代です。実物を手にとって購入することが激減しています。それは、オンラインでも伝わるからです。事実、オンラインでも伝わるように工夫している企業がたくさんあります。



このほかにも、直接話しを聞かなければよくわからない提案書や資料なども考えものです。提案書や資料を事前にメールで送るケースは多々あります。その後、直接会って説明しますが、「やはり、直接お会いして話を伺うと理解が深まりますね」 というのは褒め言葉ではなく、提案書や資料では伝わらなかったというネガティブな意見です。



先日、数年前にコンサルティングをおこなった社長から連絡がありました。

コロナ禍で業績が下がっているのでコンサルティングをお願いしたいということでした。

いろいろ話をお聞きしましたが、コロナ禍だけが原因ではなく、そもそも市場規模が年々縮小しています。つまり、需要が減っているということです。製品のライフサイクルでいえば、「衰退産業」です。



とはいえ事業転換や新規事業展開などは、すぐには無理なので商圏を広げることにしました。商圏を広げるということは、オンライン=ネットを有効に使っていくことです。今までもネットには取り組んではいましたが、ホームページはほぼ死に体です。あってもなくてもいい状態です。



リアルコミュニケーションをメインにやっている企業は、ホームページからの受注を本気で考えていないから、このようなことが起こります。恐らく、日本企業の90%はこの会社と同じです。



ここで競合調査を実施したところ、ネット販売を真剣にやっているという企業はたくさんありましたが、ひとつの共通点が浮かび上がります。それは、売り手不在のホームページばかりだったことです。売り手不在とは、どのような人が販売しているのかです。もしかしたら、この業界特有なのかもしれません…。買い手からすると少し不安になります。



コンサル依頼のあった会社の社長の得意技は、リアルコミュニケーションです。

要は対面販売です。ならば、得意な対面販売のエッセンスをネットで伝えられればと考えました。商品画像を10点も20点も掲載するのも重要ですが、この社長が商品について説明する動画を商品ごとに掲載することにしました。



リアルで成果の出ている営業手法を、いかにしてオンラインで表現できるかです。それが動画での商品説明です。おまけに競合はやっていません。



とにかく、リアルで会わなければ良さがわからないだの、商談が成立しないなんて言っていたら、今までと何も変わりません。神様はオンラインという武器を平等に与えてくれました。ならば、それを使いこなさないと神様に申し訳ありません。



もう一回言います。「ネットでは伝わらない」だの「リアルでお会いしてよくわかりました」なんていうのは、もうビジネスの土俵に上がっていないに等しいレベルになりつつあります。




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