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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

オンライン飲み会やClubhouseの今

今年の1月下旬に突如注目された「clubhouse(クラブハウス)」ですが、 随分と落ち着いてきたようです。

また、昨年の春頃に大変話題になった「オンライン飲み会」ですが、 これはまったくと言っていい程、聞かなくなりました。



そこで今日は、クラブハウスとオンライン飲み会の現在についてわかりやすく解説します。



まず、オンライン飲み会ですが、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急時代宣言により、

リアル飲み会の代わりに登場しました。

一年以上前のブログでもオンライン飲み会の進行ややり方をご紹介した記憶があります。

私の印象としては、便利ではありますが、いざやってみたら進行もやり方も面倒だし、 それほどおもしろくないというのが本音だったのだと思います。



最初のうちは目新しさや珍しさがありましたが、

酔っ払ってくれば画面越しに飲み会をやることに大変なストレスを感じます…。



日本トレンドリサーチが昨年と今年の5月に、

オンライン飲み会をやっている人の割合を比較調査したところ、

昨年は15.3%、今年は15.0%。ほとんど変わりありません。

ということは、オンライン飲み会市場は拡大していないということです。



また、コロナが収束した後でもオンライン飲み会をしたいかの質問に対しては、

昨年は「したい」と思う人が65.2%いたのに対して、

今年は「したい」と回答した人は34.8%に留まりました。

激減しました…。これが現実です。



さて次は、クラブハウスです。

1月末から2月にかけてテレビなど多くのメディアに取り上げられて、

200万人以上が入って、有名人もかなり参入してきました。

ところがこちらも落ち着いてきました。

アプリのダウンロード数を見ても、外国に比べて利用者数は増えておらず、

下火になっています。



クラブハウスをよく利用していた人の話では、お金儲けのためにやっていた人も相当いて、その中にはかなりヤバい人もいたそうです…。

急激に拡大しものは、悪巧みをしている人の餌食なります。



ここからは私見ですが、オンライン飲み会やクラブハウスをなどの

オンラインコミュニケーションは、リアルコミュニケーションに比べて

物足りなさや不便さを感じてしまいます。

ですから、ストレスを感じるというのが本当のところです。

つまり、リアルほどの楽しさも面白さも感動もないということです。

心が踊らないということです。



オンライン商談ならばビジネスですから、コスト削減が実現する、

効率的だということでまだ受け入れることは可能です。

ところが、エンターティメントや娯楽の分野は、ビジネスライクではありません。

コスト削減も効率的も関係ないのです。

ですから、注目されているからという理由で始めた人の多くが、

ストレスをためて去っていったのだと思います。



気持ちや感情が揺さぶられるものは、現段階ではオンラインが難しいのかもしれません。

リアルコミュニケーションに比べて断然劣ります。

VRやARなどが普及すれば様相は変わってくるとは思いますが…。



そのほか、これだけコロナ禍が長引くと私たちの心理状態も限界に近づいています。

ですから、街角で飲み会をやる人がいるのです。

オンラインやってストレスをためるくらいなら、小規模なリアルをやります

という人たちです。



コロナが終息したら、一時リアルが爆発する可能性は大です。

特に、エンターテイメントや娯楽の世界です。

また、イベントなども盛んになるでしょう。

ですがそれも数ヶ月で落ち着き、目の前に広がるのはオンラインの強みと

リアルの強みをいかに組み合わせるのかが課題になります。

マーケティングもセールスもハイブリッドの時代に本格突入します。



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