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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

コカ・コーラ誕生の秘密


随分前のことになりますが、「コカ・コーラ」のボトルラベルに名前が入っている「ネームボトル」が発売されたことがありました。「FIFA ワールドカップ トロフィーツアー」の来日を記念し、コカ・コーラとコカ・コーラゼロの300ml PET、500ml PET、1.5L PETに、

250種類以上の名前をデザインしたネームボトルを期間限定で発売しました。



当時のことを思い出すと、自分の名前や家族の名前を探して購入した記憶があります。そこで今日は、コカ・コーラについてわかりやすく解説します。



このネームボトルは、その後、オークションなどで高騰したそうです。さらに、自分で好きな名前のラベルが作成できる「君の名前、作ろう。」というイベントも開催されました。



実は、アメリカのコカ・コーラでも同じような企画が実施されたことがあります。10年連続売上が減少し続けて打開策を練っていました。あることを実施したら1億5000万本以上が売れ、10年続いていた売上減少から見事復活をしました。このマーケティングは、コカ・コーラの中でも1、2位を争う大成功だったそうです。



そのマーケティングとは、ボトルに名前を入れただけです。「パパ」「ママ」「ファーストネーム」を記載した商品を販売しただけです。日本のネームボトルとまったく同じです!

コカ・コーラのこのマーケティングは、BtoCであれば応用が可能です。人間は自分の名前が好きですし、商品に記載されているのなら、自分の名前を探したくなります。これが心理です。



肩肘張って、人気アイドルを起用したCMを制作したわけでもなく、コカ・コーラの味を変えたわけでもなく、小売店への営業を強化したわけでもありません。ちょっとしたことで、売れなかった商品が売れるようになるということの見本です。



ここで、コカ・コーラ誕生の秘密を紹介します。

コカ・コーラは一日に19億杯飲まれる飲料です。その歴を紐解くと意外な事実がたくさんあります。



コカ・コーラの生みの親は、1886年にアトランタで薬剤師を営んでいたジョン・ペンバートンです。彼が、健康ドリンクとして売り出したのがコカ・コーラです。これだけの消費されるコカ・コーラですから、巨大資本をバックに市場に登場したイメージがありますが、わずか一人でのスタートでした。



当時の新聞広告にはコカ・コーラの効用として「食欲不振や頭痛、体調不良や二日酔い、神経痛や男性機能回復などなど…」、思いつく限り、ありとあらゆる効能があると広告の中で訴えています。



なぜ、コカ・コーラがここまで効果があったのか、その理由は、南米から取り寄せた当時最新の「コカの葉」を使っていたからです。このコカの葉はほかの薬とは比べ物にならないほど効き目がりました。



体が弱っている人は動き出し、慢性頭痛だった人は痛みがなくなりご機嫌になりました。これはすべて、コカの葉に含まれるコカインの作用です。当時、コカインは非合法の麻薬ではなく、世界を救う究極の薬品と言われていたそうです。



さらに、ペンバートンは、南北戦争で受けた傷の痛みを和らげるために、モルヒネの注射を毎日打ち続け、重度のモルヒネ中毒者でした。残された命が尽きるまでに、自宅にある化学薬品工場をもっと整えて、究極の薬品コカ・コーラを世に出したいと思っていたそうです。



実際、コカ・コーラを発明して2年後に死んでしまいました。これが、コカ・コーラ誕生の秘密です。このような話がアトランタにある「コカ・コーラ博物館」に展示されているそうです。




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