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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

ストレス度が低いハイブリッド出社


コロナ禍から2年数ヶ月…。

ステルスオミクロン株なんて変異が出てきて、いつになったら新型コロナウイルスは終息するのかまったくわからない様相です。コロナ禍で私たちの働き方は大きく変化しました。

そこで今日は、ハイブリッド出社についてわかりやすく解説します。



すべてをリモートワークにする企業が登場する一方で、新型コロナウイルスがどんなに感染拡大しようとリアルワークに徹する企業もいます。出社して現場に行かないと仕事にならない業種です。



たとえば、コンビニの店員さん、建築現場の大工さん、製造業のラインのオペーレーターや職人さん…。リモートワークではどうしようもありません。また、リモートワークができるのにやらない職種もあります。



たとえば、印鑑を押さなければいけない職種です。

契約書の捺印、稟議書の上司の押印などです。あとは、毎日会社に届く郵便物の確認なども含まれます。このような業務は総務が担当するのでしょうが、契約書の捺印は電子契約が普及してきたので必要なくなるでしょう。また、社内の押印に関しては、わざわざ本物の印鑑を押さなくてもいいようなルールを作ればOKです。



当社のようにコンサルティング会社は、簡単にリモートワークやオンライン化が可能でしたので、容易に移行しました。今では、リモートワークとオンラインが当たり前になっています。



さて、ここ2年でよく聞く言葉として「オンライン疲れ」があります。

確かに、1日中オンラインで仕事をやっていると心身ともに大変な疲労があります。

ずっとチェアに座りっぱなしですから仕方ありません…。



人材サービスのヒューマネージがビジネスパーソン約55万人を対象にしたストレスチェック調査が話題を呼んでいます。出社と在宅勤務を組み合わせた「ハイブリッド出社」で勤務する従業員のストレスは、「フル在宅勤務」「フル出社」よりも低いという調査結果が出ました。



この調査では、「フル在宅勤務」と「フル出社」は、ストレスによっておこる心身の反応は同じ程度ですが、フル在宅勤務は、よりレベルの高い「抑うつ感」「身体愁訴(しゅうそ)」の状態が悪いため、注意が必要だと指摘しています。



さらに、ハーバード・ビジネススクールのプリトラージ・チョードゥリー准教授の研究によると、ハイブリッドで働く方が生産性が高く離職率が低いといいます。企業の従業員のストレスマネジメントの重要性は年々高まっており、ハイブリッド出社への注目はさらに高まりそうな気配です。



また、いまから10年後、オフィスの使い道はひとつだけになろうとチョードゥリー准教授は予測しています。その使い道とは、同僚と有意義な時間を過ごすための場所だといいます。チョードゥリー准教授は、リモートワークについての専門家です。



続けて、「この10年のうちにおそらく、リモートワーク」という呼び方はなくなるでしょう。ただワークと呼ばれるようになるのです」とも…。



「チョードゥリー准教授は、どこからでも働けるという働き方をずっと推進してきました。コロナ禍になる何年も前から全社でリモートワークを実践していたソフトウェア企業など複数の会社を研究してきました。



その研究では、従業員がハイブリッドで勤務するほうが生産性が高く、より会社に忠実で辞めにくいという結果が示されています。Twitter社からコンサル大手PwCに至るまで、多くの企業が従業員にこの先もずっと出社せず働く選択肢を与えているいま、この流れに適応できないビジネスは離職率が高まるリスクを負っているとチョードゥリー准教授は警鐘を鳴らています。




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