ポジティブシンキングに憧れる人は多いと思います。
実際、成功者は圧倒的なポジティブシンキングの人が多いのが現実です。そこで今日は、ネガティブシンキングをやめる方法についてわかりやすく解説します。
一概にネガティブシンキングが悪いとは断言できません。
ネガティブシンキングとは、①どうせ上手くいかないと考える、②自分から進んで物事をしない、③内に閉じ篭り控えめ、④些細なことまで気にする心配性、⑤現実を否定的にとらえる、⑥疑い深いなどの特徴があります。これだけを聞くとメリットはなさそうですが、そうでもありません。
まずは、完成度の高いものが作れます。
ネガティブシンキングの人はデリケートです。悪いことをみつけたり、他人の思考や感情を読むのを得意とします。ですから、周囲から評価されるような完成度の高い仕事ができます。
2つ目は、最悪な事態を回避する能力が高く、これから起こりうるかもしれない危険や損害を予想する力が発達しています。最悪な事態に陥らないように準備することができます。
最後は、思考力があります。
何かに挑戦する前に「これで本当に上手くいくのか?」「他に良いやり方はないか?」などと、何度も分析してから取りかかります。その結果、思考力が養われ質の高いアウトプットをすることができます。
このようにネガティブシンキングにもメリットがあるのですが、やめたいという人が圧倒的に多いのが現実です。そこで、臨床心理学者のモニカ・ジョンソン博士のネガティブシンキングをやめる上で役立つ方法を紹介します。7つの方法がありますが、その中から私が厳選した3つを紹介します。
1つ目は、自分の中にどのようなネガティブシンキングのパターンがあるのかを特定する方法です。これを理解しておくことで、ネガティブシンキングに陥りやすいパターンが現れた際に自覚できるので、ネガティブシンキングに陥るのを回避しやすくなります。
2つ目は、自分の思い込みをしっかり検証することです。
たとえば、「私はいつも失敗ばかりだ」と考えてしまう人は、自分が失敗しなかったケースを探してみるべきです。1回でも成功したことがあれば、「私はいつも失敗ばかりだ」という考えは間違っていることになり、「私は時々失敗することもある」「今回はうまくいかなかった」と、ネガティブシンキングを和らげることができます。
3つ目は、白か黒かではなく0~100の尺度で物事を考えることです。 ネガティブシンキングの人は、何かと「イエス」か「ノー」、「0」か「100」、「成功」か「失敗」というように白黒で物事を考えてしまいます。そうではなく、「0~100」の幅がある尺度で物事を考えることで、「今回は30%失敗したけど、70%は成功だった」と自分に言い聞かせることができます。
所謂、白でも黒でもないグレーゾーンのことですが、この考え方ができるとネガティブシンキングは相当和らぎます。世の中は、白か黒かよりグレーの事象が圧倒的に多いのが現実です。グレーゾーンで判断して、改善案を考えることが大事です。
このほかににも、強い言葉を使わないという方法もあります。
ネガティブな人は、自分に対して強い言葉遣いをしてしまいがちなんだそうです。たとえば、相手の名前を間違えた時も「私は本物のバカだ!」というような表現ではなく、「相手の名前を間違えるなんて本当にイライラするなぁ」というように柔らかい言葉遣いに変えるとことで、自分に対する怒りが弱くなります。
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