この記事は2022年3月に執筆したものです。 北京オリンピックも無事閉幕しました。日本選手は大活躍し、コロナ禍の中たくさんの感動と勇気をもらいました。オリンピックは4年に1回しか開催されません。ですから、オリンピックに照準を定めて、メダル獲得のためにすべてを捧げている選手も数多くいます。
そんな中、メダルを有望視されながら、逃してしまうアスリートもいます。そこで今日は、メンタルが強い弱いについてわかりやすく解説します。
土壇場になって実力を発揮できないと、「あの人はメンタルが弱い」と言われます。 何事もテクニックやスキルが高度でも、メンタルが弱いと上手くいきません。特にやり直しのきかないスポーツなどは、一発勝負ですからメンタルが大きく左右します。
恐らく多くの人が、自分はメンタルが強いか弱いのかはわからないと思います。 何しろ数値化できるものではないので…。そうなると、結果で判断するしかありません。
ただし、「心技体」という言葉があるように、結果に影響を及ぼす要素は「心」のほかにも、「テクニック(技)」と「フィジカル(体力・体調)」もあります。
どれがどれ位の割合で影響しているのはわかりません。
ですが、何事も心技体が結果を導くといっても過言ではありません。
そもそもメンタルとは何でしょうか?
メンタルは、「思考」「感情」「行動」の3つの要素で構成されています。この3つの要素がバランスよく組み合わさっているものがメンタルで、良い状態にするにはそれぞれの要素における問題点を明確にし、解決する必要があります。
そのためメンタルトレーニングは、「思考」「感情」「行動」のバランスが取れた状態を目指し、3つの要素における問題解決に取り組む手法と捉えられています。メンタルは「強い」「弱い」と表現されますが、具体的には以下のような状態を言います。
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■メンタルが強い…どんな状況下でも自身をコントロールできる
■メンタルが弱い…常に物事を悪い方向性に捉えてしまう
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まず、メンタルが強い人の特徴ですが、3点が挙げられます。
「常にポジティブな精神で前向き」「失敗を恐れない」「苦しいときほど笑顔」です。つまり、どのような状況下でも物事を前向きに捉える思考を持っている人です。困難や課題に取り組むことを成長のチャンスと捉え、失敗を恐れずに行動を起こします。このような人は、苦悩してしまうような場面でも笑顔を欠かさずに努力すます。
一方、メンタルが弱い人の特徴ですが、4点が挙げられます。
「頭が良い」「真面目な努力家である」「完璧主義者である」「内向的である」です。頭の回転が早い人や高い思考力を持つ人ほど、メンタルが弱い傾向があります。なぜなら、現状を深く理解・分析して最悪の状態をも予測できてしまうため、ネガティブな思考に至る可能性が高いのです。
行動面においては、真面目で完璧を追い求めるが故に、少しでも良い結果が得られなかった時に落ち込みやすく、挫折や無力を感じてしまいます。また、悩みや思いを自分自身だけで抱え込んでしまうことで孤独を感じ、物事をマイナスな方向に捉えやすくなってしまいます。
このように、メンタルが強い人と弱い人は、180度気質が異なります。
ポイントは、物事の捉え方です。困難を成長のチャンス、よりよくなるための試金石と捉えればいいのです。捉え方が変わると感情と行動も変わります。
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