仕事をしていれば、急な予定が入ったり、トラブルによってリスケを余儀なくされることがある。そんな時、その理由を相手に伝えるのがルールだ。それは一歩間違えば嘘が見え見えの言い訳になってしまう。そこで今日は、言い訳についてわかりやすく解説する。
できることならば、リスケはしたくないものだ。
しかし、そうはいかないのが現実だ。営業マンからリスケの依頼があったら様々なケースが考えられるが、大きな案件の商談アポが獲得できたと思っていい。実際、私もこのようなケースに遭遇した時がある。
A社と商談を行っており、次回アポも取得していた。
そんな時、B社から問い合わせがあり随分と大きな案件、つまり高額受注が見込める話があった。運悪く、A社の次回アポと同じ日時を商談日に指定された。もし、B社を受注すれば
A社の2倍の売上になる。しかも、B社は指定日時しか時間が取れないと言っている。こんな時、あなたならどうするだろうか?やりたくはないが、A社とB社を天秤にかける。基準は予定受注金額だ。
ビジネスだから仕方ないといえばそれまでだが、先客は間違いなくA社だ。
つらい判断だが、ほとんどの営業マンはA社をリスケして、B社の初訪を優先するだろう。こんなことが度々あると、自己嫌悪感に襲われそうだ。精神衛生上、大変に悪い。悲しいかな自分の人間性を疑う人もいるだろう。
リスケの代表的な理由(言い訳)について調べてみた。
きっと身に覚えがある人もいるだろう。
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1.急な顧客の依頼が入り、
優先的に対応する必要があったため。 ===================================
2.他のチームのメンバーが急な休暇を取り、
仕事を引き継がなければならなかったため。 ===================================
3.予定外のシステム障害が発生し、
トラブルシューティングに時間を費やさなければ
ならなかったため。 ===================================
4.外部の協力会社との連携に問題が発生し、
スケジュールが遅れたため。 ===================================
5.上司からの急な指示により、業務の優先順位が
変更され、リスケが必要になったため。 ===================================
6.業務の前提条件が変更され、リソースの再配置が
必要になり、スケジュールが変更されたため。
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7.偶発的な人事異動により、業務の担当者が変更され、
引き継ぎに時間を割かなければならなかったため。 ===================================
8.突発的な災害や天候の影響により、業務の継続が
困難になり、リスケが必要になったため。 ===================================
9.外部の利害関係者との調整が難航し、
進捗が遅れたため。 ===================================
10.意外な人員不足が発生し、業務の再調整が必要に
なり、スケジュールが変更されたため。
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勘のいい人ならおわかりだと思うが、「急な」「予定外」「偶発的」「突発的」「意外な」というのが、リスケの殺し文句となる。つまり、自分ではコントロールできなかったというのが大きなポイントなのだ。外的要因が働いたので、自分には責任がないという意味合いもある。このほかにも、突っ込みどころ満載の言い訳もある。
たとえば、よくあるのは、「仕事が入ってしまったので、来週○月○日のアポですが、リスケお願いできますか?」と言い訳する人。よく考えてみると「仕事が入ってしまったので」ということは、あなたのスケジュールに勝手に仕事が入ったという意味合いになる。絶対にそんなことはない。あなたが自分の意志で仕事を入れたのであって、仕事が勝手に入ってしまったのではない。 これは、見え見えの言い訳だ。
つまり、「ほかに優先順位の高い予定があったので、リスケさせてもらう」という意思表示だ。
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