世の中は常に変化し、新しい技術が次々と生まれています。
しかし、中小企業の多くは変化の波に乗り遅れ、生き残りの危機に直面しています。
特に、近年注目されているAI導入において、欧米と比べて大きく遅れていると言われています。そこで今日は、中小企業のAI導入についてわかりやすく解説します。
中小企業のAI導入を妨げる理由は、社内にAIやDXに詳しい人材がいないことが挙げられます。欧米では、ITやDXは専門家が社内にいるので、アウトソーシングなんて考えられません。一方、日本の中小企業は、ホームページ作成やSFAの導入などでも専門業者に丸投げすることが多く、自社で知識やノウハウを蓄積する意識が低い傾向があります。
しかし、社内に専門家がいれば、導入や運用をスムーズに進めることができ、トラブルにも迅速に対応できます。たとえば、SFAを自社向けにカスタマイズできる人材がいれば、営業担当者が入力しやすいように改良したり、導入後の運用をサポートしたりすることができます。また、社長自らが最新の情報収集を行い、AI導入の必要性を認識することも重要です。社長が率先して取り組むことで会社全体の意識改革にもつながります。
ところが、AIやDXの情報収集を率先して行っている中小企業の社長はどの程度いるでしょうか?
では、AI導入を促進するための突破口となるものは何でしょうか?
その一つが、GPT(Generative Pretrained Transformer)です。 GPTは、ChatGPT 3.5のような大規模言語モデルの有料版で、特定の分野に特化した機能を提供します。たとえば、弊社では「営業マンの疑問、難問大辞典」というGPTを公開していますが、これは営業マニュアルを学習したGPTで、営業マンが疑問や難問を質問すると、マニュアルから該当する回答を生成して答えてくれます。
このように、GPTは専門知識やノウハウを必要とせずに、簡単にAIを導入することができるツールです。今後、GPTの普及により、中小企業におけるAI導入が加速していくと予想されます。
さらに、GPTの有料版であるPTS(Prompt Tuning Service)を利用することで、AIモデルを独自にカスタマイズすることもできます。これは、プロンプトエンジニアと呼ばれる専門家が行う仕事ですが、将来的にはGPTを活用することで、誰でも簡単にAIモデルをカスタマイズできるようになるかもしれません。
中小企業が生き残るためには、変化を恐れず、積極的に行動することが必要です。
AIは、そのための強力なツールとなり得ます。ぜひ、今回紹介したGPTを活用して、積極的にAI導入を検討してみてはいかがでしょうか。
経営者として今すぐできる3つのアクションを紹介します。
ぜひ、自社のAIの現状について分析してください。
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①自社のDX状況を把握し、課題を洗い出す。
②GPTなどのAIツールを積極的に情報収集し、導入を検討する。
③社員向けのAI研修やセミナーを開催し、AIリテラシーを向上させる。
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そのほかにも、中小企業がAIの導入を不安なく、確実に実行するには、①政府や自治体の補助金・助成金制度を活用する、②DX支援事業者に相談し、専門家のサポートを受ける、③業界団体やコンサルティング会社が開催するセミナーや研修に参加するなど、積極的に行動することが求められます。
かつても、「IT弱者」「情報弱者」など、勝ち組と負け組に分断されたことがあります。
これを繰り返さないためには、経営者の積極的な関わりしかありません。「AIは知らないから」「AIは苦手だから」で済まされる問題ではありません。
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