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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

人材不足2つの対策


人材不足が深刻化しています。

業種によっては、人材さえ採用できればもっと仕事を受注できるという企業もあります。

そこで今日は、人材不足2つの対策についてわかりやすく解説します。



人材不足を解決するには、2つの考え方があります。

ひとつの解決策は採用に力を入れること。もうひとつは現状の人員で効率化を図ることです。このままいくと中小企業の採用がままならなくなり、現状の人員で乗り切ることが現実的かもしれません。



現在、採用の方法は多様化しています。

「ハローワーク」「リクルート」「インディード」「求人チラシ」「求人情報誌」などがありますが、特定の業種や職種に効果のある媒体もありますし、どれを使っても効果がないという企業もいます…。



このほかにも、「人材紹介会社」を利用する手もあります。

この場合、紹介された人材がマッチすれば、紹介料が発生します。年収400万円の人材ならば、紹介料は140万円程度が相場です。しかし、その人材が1年、2年、3年と定着する保証はどこにもありません。



そういった意味では、求人媒体よりも高額なコストとリスクが伴います。

これが採用や求人の現場ですが、今必要なのはマーケティングです。ただし、数年先のことを考えると採用マーケティングも限界がくるでしょうから、セールス型の採用にシフトすると思われます。



今までの採用は「プル型採用」といって、求人媒体を使って興味のある求職者に手を上げてもらう方法です。広告を見て商品を買うようなものですから、マーケティングがものを言います。一方、「プッシュ型採用」というやり方もあります。ひとことで言えばスカウトです。タレント事務所やプロスポーツ選手が、才能がありそうな人をスカウトするのと同じように、有能であろうと思われるビジネスマンをスカウトするのです。



このように、プル型採用はマーケティング発想で、プッシュ型採用はセールス発想ということになります。もうおわかりかと思いますが、プル型採用とプッシュ型採用ではやり方がまったく異なります。



また、プル型採用では応募してきた人に対して、面接で「応募動機を聞かせてください」と質問しますが、プッシュ型採用ではこのような質問はあり得ません。なぜならば企業側から入社してほしいとアプローチしているからです。ですから、どれだけ情熱的に入社してほしい旨をプレゼンできるかがポイントです。



次は、現状の人員で仕事を効率化する方法ですが、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が最適です。たとえば、RPA(ロボテック・プロセス・オートメーション)を導入することで、パソコンの入力業務などを自動化することができます。あくまでもルーチン的な仕事に限られますが、入力業務の多い企業はRPAを導入することで、大幅に人員を削減することが可能です。そして、余剰人員をほかの仕事に回すのです。



また、中小企業の営業部は、営業マンそれぞれが提案書を作成しているケースが数多く見受けられます。これほど非効率的なことはありません。1人の営業マンがA商品の提案書を作成したら、ほかの営業マンはその提案書を使えば、わざわざ作成する必要はありません。



このように非効率的なことが、当り前のように行われているのが中小企業の現実です。

提案書のほかにも、同じようなケースがあると思われるので、ここを改善するだけでも効率化になります。



このほか飲食チェーン店では、すでに配膳ロボットの導入が進んでいます。

リース料が1ヶ月4万円から5万円なので、人を雇用することを考えればものすごく割安です。それに加えて、ロボットは機嫌が悪いこともありませんし、仕事にムラもありません。黙って黙々と働いてくれる優れものです。また、無人店舗も増えるでしょう。




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