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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

人生のおもしろさとは?(動画編)

今日は、仏教的な思想を紹介しよう。

仏教関連の情報を収集していくと、日々、私たちが使っている言葉のなかには、本来の意味はまったく違うというものが多々ある。つまり、物事の捉え方や考え方が違うということだ。そこで今日は、仏教的視点をわかりやすく解説する。



「あきらめる」は「諦める」と書く。

「ギブアップする」とか「未練を断ち切る」「断念する」といった意味で使われているが、元々は真理や真実を、「明らかにする」「はっきりさせる」「つまびらかにする」という意味だ。「あきらめる」とは、欲やとらわれ、こだわりや思い込みなどを手放すことでもある。私たちが使っている意味と180度違うといっても過言ではない。



手放すとは、禅でいう「放下著(ほうげじゃく)」することを指す。

投げ捨てる、放り投げる、捨て切る、という意味だ。「しょうがない」 「まあいいか」「そういうこともある」という言葉も、意識を切り替え、今までの考えや思い込みを捨て(あきらめて)、別のステージに進む言葉でもある。



諦めるという言葉のイメージは、どちらかといえばネガティブだが、本来の意味はポジティブだ。そういった意味で私たちは、諦めが悪くなったのかもしれない。「諦める=挫折」と思う人も多い。特に若い人は。いろいろな職業を転々としたが芽が出なかった人のなかには、20個目の職業で大成功したなんてこともある。これは諦めが良かったからなのかもしれない。



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