人間関係を改善する大きなポイントがあります。
それが「あいさつ」です。多くの人は、たかがあいさつで人間関係が改善されるの？と思ったでしょう。しかし、あいさつには人生を幸せに生きるコツが詰まっています。そこで今日は、あいさつについてわかりやすく解説します。
私は毎日、日報に「笑顔、あいさつ、ありがとうは、先手必勝！」という言葉を書いています。これは、笑顔とあいさつとありがとうは、相手にされる前に、言われる前に自分からすすんでやりましょうということです。たとえば、朝、会社に出社します。その時、必ずあいさつをします。その時、相手に「おはようございます」と言われてから、あなたも「おはようございます」と言うのか、それとも、あなたが相手に「おはようございます」と言ってから、相手があなたに「おはようございます」と言うのかです。
先にあいさつするのか、先にあいさつされるのかの違いです。
「どちらでもいいじゃないか。いずれにせよ、あいさつをするのだから」と言えばそれまでですが、相手よりも先に、笑顔であいさつすることは、人生の積極性につながります。あなたが笑顔で、元気よく、明るくあいさつすれば、必然的に相手も笑顔で、元気よく、明るくあいさつをかえしてくれます。つまり、あなたの努力と工夫で相手の気持ちをポジティブに変えることができるのです。
相手よりも先にあいさつができるようになったら、次はあいさつの質を高めます。
具体的には、「視線」や「姿勢」です。相手の顔を見る、背筋を伸ばす、これだけであなたの印象は大きく変わります。また、歩き方を変えただけで、あなたの印象は大きく変わります。見た目年齢も大きく変わります。歩き方や姿勢を変えるということは、営業マンとしての「格」を高くすることでもあります。
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■あいさつや行動がキビキビしている。
■言葉遣いがハキハキしていて丁寧。
■背筋がピンと伸びていて、誠実そうで信用できる。
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たかがこれだけでも、あなたは営業的な視点で大変有利なのです。
また、営業だけでなく、人生でも大変有利です。さらに、話を聴く態度も重要です。
たとえば、相手の話に頷く。
ただ頷くだけでなく、上半身を少し前に出して頷く。これだけで、あなたの相手の話を聴くという態度が強化されます。しっかりと興味を持って聴いてくれていると、相手に思われます。
あなたが営業マンで初訪となると、あいさつをして、名刺交換をして、着座して話しはじめるまで、わずか1～2分の出来事です。しかし、最初の1～2分であなたの人格を高めて、相手にこの人の話は聞いた方が良さそうだと思わせることが可能なのです。
賢明なあなたは気づいたと思います。
ここまでで私は、話の内容についてはひとことも解説していません。実は、「あいさつ」「姿勢」「態度」がしっかりできていると、話の内容が無理難題であっても、多少失礼なことであっても、相手からイエスを引き出すことができます。
たとえば、営業コンサルタントの朝倉千恵子さん。
同じく営業コンサルタントの加賀田晃さん。お二人のセミナー動画を何回も拝見したことがありますが、目の前に朝倉さんや加賀田さんが現れて、礼儀正しくあいさつをされると、この人の話は聞いたほうがいいと思ってしまいます。
先日、新潟県では有名な人の講演会に参加しましたが、その人が言うにはジャーナリストの櫻井よしこさんも礼儀正しさは群を抜いているそうです。
このように、営業マンは本題を話す前に、勝負あったというケースが多くあります。
特に飛び込み営業は該当します。第一印象が重要なのは言うまでもありません。
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