よく「人間性を高める」と言われるが、具体的にはどういったことなのだろうか?
人間性とは「人間の本性。人間らしさ。人間の事実上の特性を指すだけでなく、あるべき理想の姿を意味すると」とある。わかったような、わからないような微妙な意味合いだ。そこで今日は、人間性を高めることについてわかりやすく解説する。
人間性について、もう少し深掘りしてみよう。
人間性と似た言葉に「人柄」がある。同じような意味で用いられるが厳密には異なる意味を持つ。人間性は「人間らしさ」を意味しており、人間が生まれた時から持つ「本質」を指す。他人の主観で変わることがないため、良し悪しなどの評価をつけられるものではない。
一方、「人柄」は、その人に備わっている性質や品質を指す言葉で、他人の主観や一時的に良し悪しの評価をつけられることがある。しかし、上辺を取り繕うことで「理想の自分」や「見せたい自分」を演じることも可能だと言える。その他、人間性と似た言葉に、「人徳」「人格」「人望」などもある。これらは、その人自身の品性や道徳心の高さを指している。
●人徳…その人の身についている徳。
●人格…独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の人間としてのあり方。
●人望…信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。
人間性の意味についてわかったところで、具体的にどのような人が「人間性が高い」と称されることが多いのか考えてみた。大きく分けて3つある。①包容力があり、様々な立場から物事を見られる人。②イライラしてるところを見せない。③相手と同じ目線で説明ができる。ひとつずつ具体的に説明する。
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●包容力があり、様々な立場から物事を見られる人。
自分以外の人の立場に立って考えられる視野の広い人を「人間性が高い」と感じる人は多い。自分と違う考えであっても、しっかり受け止め、かつ相手の立場から物事がどう見えているかを理解することができる人だ。相手としては安心して自己開示ができるようになり、より人間関係が良好となる。
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●イライラしてるところを見せない。
どんな人でも余裕がなくなったり、イライラしてしまう瞬間はある。
しかし、それをあまり外に出さない人は、たとえば部下や同僚にも話しかけやすく、接しやすいと感じるのではないだろうか。自分がどんなに忙しくてもそれを見せず、ゆとりを持った行動や接し方、見せ方ができると人は安心して何でも相談ができる。その結果、コミュニケーションだけでなく、人間関係の構築もスムーズになるだろう。
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●相手と同じ目線で説明ができる。
相手にとってわかりやすい説明ができる人は、人の気持ちが理解できるということでもあり、信頼されやすいと言える。相手が理解しやすい説明ができるのは、相手と同じ目線に立ち、相手の思考回路は、考え方の癖、前提条件を理解しているからだ。相手の思考レベルに合わせた上手な話し方ができる人は、話がわかりやすく、意思疎通もスムーズになり、信頼を勝ち得ることができる。
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では、人間性を高める要素とは何だろうか?
たまたま先日聞いたばかりだ。「知性」「気品」「自立」「個性」「夢」「健康」「謙虚」「誠実」「感謝」の9個が人間性の要素だと言う。
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