どうしたらビジネスを大きくできるのか?
経営者、特に創業経営者ならば大変興味のあるテーマです。そこで今日は、ビジネスを大きく成長させる条件についてわかりやすく解説します。
ビジネスを大きくするには、様々な要因が考えられます。
また、それらの要因が単体で影響を及ぼすのではなく、いくつかの要因が組み合わさって影響を及ぼします。ですから一概に、「成功の要因はこれです!」とは言えません。
もし、成功の要因がわかったとしても、もしかしたら失敗した企業も同じことをおこなっていた可能性もあります。そうならば、それは成功の要因ではなくなります…。このような可能性もなきにしもあらずです。
世の中で出回っている成功の要因は、成功者ばかりをリサーチしてその共通項を見つけ出したものがほとんどですから、もしかしたら当てにならないかもしれません。真実を探るには、失敗者が何をやっていたのかも分析しなくてはいけません。
ここで、大きくなった企業の要因を考えてみましょう。
高度成長期の頃を思い出すと、あらゆる分野の商品やサービスが成長しました。
働けば働くほど売上も利益も伸びた、今では考えられない時代でした。今は働いても働いても売上も利益も伸びません。場合によっては、売上も利益も減ることもあります。このように今は経済状況の厳しい時代なのです。
高度成長期に「住宅」「自動車」「家電」をビジネスとしていた企業は大きく成長しました。その理由は、人口が増え続け、平均年齢も若く、あらゆる市場が拡大していたからです。さらに、住宅、自動車、家電は高度成長期におけるシンボルです。
企業に入社して、自動車や家電を購入し、結婚して住宅を建てるのが会社員の模範的な人生でした。ですから日本国中が、住宅、自動車、家電を所有することに憧れました。また、それがステータスになった時代です。今から考えられないような時代でした…。ですから、住宅メーカーも、自動車メーカーも、家電メーカーもビジネスとして大きく成長しました。その多くが上場して大企業となり、日本の経済界を引っ張る存在になったのです。
では、彼らはなぜ大きくなれたのでしょうか?
もちろん、「売れる商品を開発した」「宣伝や広告」「営業力」「流行」「タイミング」「競合対策」なども間違いではありませんが、決定的な要因はこれから爆発的に成長するであろう市場で勝負したことです。そして、すべての日本人が購入するであろう分野で勝負したことです。大きくなった要因はこの2点に集約されます!
これから拡大する市場でビジネスをすれば、最小限の投資で最大の利益を得ることが可能です。つまり、儲かるということです。一旦、市場のなかである程度のシェアを獲得すれば、その市場は20~30年は続きますので、市場の様子を見ながら対応していけばいいわけです。ビジネスが大きく成長できる要因というよりも前提条件は、これから爆発的に拡大しそうな市場で勝負することです。これが決定的要因です。
このような視点で起業を見渡すと、Apple、SoftBank、Amazon、Tesla、Facebookなどをはじめとした巨大企業は見事に当てはまることに気づくと思います。まずは、何を開発するのかではなく、これから大きく拡大する市場はどこかを探すことが重要なのです。
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