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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

会社は時代遅れの巣窟!


先日、「Salesforce(セールスフォース)」のセミナーに参加した。 Salesforceとは、SFA(セールスフォースオートメーション)の世界的な企業で、本社はアメリカにある。このセミナーで、講師が大変興味深いことを話していたので紹介する。そこで今日は、会社とプライベートのギャップについてわかりやすく解説する。



SFSとは、営業支援システムのことを言う。 営業に携わる人、しかもマネジメント層以外はSFAと言われてもピンとこないかもしれない。現場の営業マンに説明すれば、「毎日、いろいろな営業情報を入力するシステムね」程度だろう。しかも、どちらかといえば、ネガティブなイメージを持っている営業マンが多いと思う。 少なくても弊社クライアントでは、①入力項目が多過ぎて多くの時間を取られる、②入力する営業マンと入力しない営業マンがいる、③あまりにも機能が多過ぎて使いこなせない、④導入コストが半端なく高額、⑤営業マンが使わないので解約した、など中小企業ではこのようなことが起こるケースも多々ある。 しかし、SFAの目的と機能を理解して使えば、これほど営業マンをサポートする相棒はない。つまり、理解度と使い方の問題なのだ。



さて、Salesforceのセミナーだが、新潟県で開催するのは初だと言う。

さぞかし多くの人が参加するのだろうと思いきや、わずか11人だった。現実は厳しい。

しかも、そのなかの数人は現在、導入を検討しており、すでに商談が進んでいる企業の担当者だった。経理、原価計算、見積り作成システムに比べれば、営業支援システムはまだマイナーだ。そして、中小企業の営業は「現場主義」が蔓延っており、営業活動を数値化して分析するなんてことはイレギュラーなことなのだ。



セミナーの中で講師は、日本企業のデジタル化、IT化、DX化の遅れを嘆いていた。

確かに、日本は諸外国と比較するとDX化は遅れをとっている。これは誰もが認めるところだ。しかし、絶望的でない。というのも、会社は遅れているが、プライベートではそうでもないということだ。恐らく、諸外国の人と比較しても遅れをとっているなんてことはない。問題は企業なのだ。



プライベートでは「ChatGPT」を使い、「Midjourney」で画像を生成して、スマホゲームをやり、LINEやSNSでやり取りをして、電子書籍を読む。しかし、会社に出社した途端、「FAXの発注書が山のように届き」「wordでチラシを作り」「会社のSNSなどなく」「いまだに紙の日報で」「電話メインのコミュニケーション」、さらには「オンライン会議なんでコロナ禍の暫定処置だろう!」と、コロナ禍以前に逆戻りしている。あれほど「オンラインは便利だ!」「オンラインはコストがかからない!」と言っていたのはどうしたんだと言いたくなる。



ということで、プライベートとビジネスでは、デジタル化、IT化、DX化のギャップが大き過ぎるのが日本である。これでは若手社員もストレスが溜まる。今後、予想されることは「AI」への対応だろう。昔ながらのやり方に固執する経営者と、さっさとAIを導入しろよという若手社員の確執が生まれそうな予感がする。



AIを活用できる人とできない人の格差だ。だからこそ今からAIに取り組み、しっかりとプロンプトをマスターするべきだ。一年後、とんでもなか格差が生まれていることは明白である。



もう、次のステージは始まっている。

「AIは様子見だ」なんて言っている経営者がいるが、私には信じられない。今は高度成長期ではない。人類がかつて経験したことのない、目まぐるしく変化している時代なのだ。AIに関しては、1ヶ月前の常識は今の非常識くらい進歩している。そして、毎日が驚きの連続だと言っても過言ではない。いまAIによって、経営者の実力が問われている。




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