人間は、なかなか思った通りには行動してくれない。 そのために、行動心理学を勉強してみたり、褒めたり、モチベーションを高める教育をやったりする。人間とは実に難しい動物だ。そこで今日は、人間の習性についてわかりやすく解説する。
人間には個性があるので、一概にこのような行動をするとは言い難いが、ある程度、誰にでも通用するような法則がある。たとえば、「人間は思ったようには動かない」。当たり前の話だが、人生のなかで打てば響くような人と1人か2人出会えればラッキーだろう。
ほとんどの人は出会えずに、人間関係で苦労することになる。
この法則を前提条件にすれば、人を動かそうなどと無理難題を解決するのではなく、相手が自ら行動するように仕掛けることを考える人もいるだろう。しかし、そう簡単ではない。
「馬を水飲み場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」という言葉をよく聞く。つまり、水のある場所を教えることはできても、馬自身が飲みたいと思って自発的に飲む、ということをしなければ、無理やり水を飲ませることはできない、という意味だ。もし、これを解決できることができれば、ノーベル賞受賞は間違いないだろう。それ程までに、人間に於いては永遠の命題だと言っても過言ではない。
このように人間の習性について考えると、いくつかの法則があることに気づく。
以下が、人間の習性に関する法則だ。これを意識すれば、無理な苦労をしたり、部下に対して怒りを覚えることもないだろう…。
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1.人は思った通りに動かない。
2.人は言われたことを覚えていない。
3.人は決断が得意じゃない。
4.人は利益が感情で動く。
5.人はめんどくさがり屋
6.人はプライドが高い。
7.人は必ず間違える
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これらのことを忘れずにいれば、大抵のことは上手くいくだろう。 この7つの習性は、言われてみればその通りだと気づくが、普段は「なぜこんなこともできないのか?」「なぜわからないのか?」など、ストレスの原因になっていることばかりだ。しかし、これは人間が持つどうしようもない習性として捉えれば、ストレスも激減する。
たとえば、「人は言われたことを覚えていない」。
そもそも人間は記憶が苦手だ。だから、メモを取ったり、記録したりする。このような事実を素直に受け入れれば、相手が忘れても「そういうこともあるだろう」と寛容になれる。これと関連して「人は必ず間違える」。これは、覚えていないのが原因のひとつだ。もちろん、人間関係を良好に保つためには、忘れないようにする工夫や努力は非常に大事だ。
また、「人は決断が得意ではない」というのも真実だ。特に日本人は、自分の意見を主張したり、決断をする際、大きなストレスがかかる。しかし、欧米人はその逆で快感ホルモンが分泌される。
さらには、「人は利益か感情で動く」というのも事実だ。損得で行動するか、好き嫌いで行動するかだ。はっきり言えば、この2つ以外に行動する理由はないと言っても過言ではない。
極めつけは、「プライドが高い」「めんどくさがり屋」だ。つまり、相手を立てて
やることはことのほか大事だし、できるだけ簡単に行動できるようにしてやるのも大事だ。何をやるにも、めんどうだと感じるのが人間だ。特に、はじめてやることだ。だからこそ、ハードルを下げてやらなければいけない。
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