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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

営業をエンタメ化して楽しもう!

3月上旬、銀行の総会と新年会だった。

コロナ禍のため、ようやく1年前の総会からリアル開催が復活した。懇親会は自由席で、たまたま隣に座ったのは若い男性だった。この男性が名刺を差し出したので、早々に名刺交換を済ませた。そこで私は営業の極意を学ぶとは考えてもみなかった…。そこで今日は、営業の極意についてわかりやすく解説する。



私の隣に座った男性は、とても笑顔が素敵で、楽しそうに話しかけてくれた。

話を聞けば、経営者でも役員でもなく、建築関係の会社の一従業員とのことだった。どうして銀行の総会に出席したのか質問したところ、「社長がほかの会合があって出席できないので、代わりに出席した!」と、嬉しそうに話すのが印象的だった。



通常、このようなケースでは、従業員が代理出席というのはまず考えられない。

よく聞いたら、代理出席は1回だけでなく、何回も経験しているとのことだ。社長からは、絶大な信頼を得ているのだろう。夜の会合なので、残業手当のことや業務外の仕事なので雇用契約違反だという従業員もいるだろう…。そもそも99%の従業員は、出席してほしいと言われても断る。しかしこの男性、「残業手当はいらないし、いろいろな人と出会えるので喜んでやります」と笑顔が答えた。傍から見ていても、本当に楽しそうだった。今どき珍しい従業員だ。この男性としばらく会話をしていたら、この男性と一緒に仕事をしたら、どんな仕事でも楽しくなるだろうなぁ…と、直感で思った。



直感だから根拠はないが、恐らくそうだろう。

そこで、いろいろと考えた。この男性従業員が、もし営業マンになったら、積極的に売り込みなどしなくても、相手から「話を聞くよ」と言われるだろう。



数は多くはないが、生まれながらにして、このような能力を持っている人がいる。

ただし、本人はまったく自覚がないのだ。恐らく、いつもご機嫌で笑顔の楽しい系営業マンとしてPRすれば、営業の世界でポジションを獲得できそうだ。



今日のテーマは営業の極意だが、結局、営業で大事なことは、

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1.またこの人に会いたい、この人とずっと話していたいと思わせる

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2.相談しやすい(敷居が低い)雰囲気

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この2つに尽きる。この2つに関しては、スキルとして習得するのが大変難しいのが現実だ。



私は、商売柄数多くの営業マンとお会いする。

そして、営業マンを様々な視点から分析するのが習慣になっている。今日、紹介したご機嫌で笑顔の楽しい系営業マンは、本来、女性に多いのが特徴だ。



実は私の娘は、営業アシスタントとして私と一緒に営業活動をしていたことがある。

彼女は誰とでもすぐに仲良くなれるキャラクターで、商談の場が和む。最大の特徴は「スキだらけ」ということだ。だから、この人になら話しても大丈夫だろうと相手が気を許してしまう。ポジションは「つい気を許してしまう癒し系営業ウーマン」。



自社の営業マンを金太郎アメのように紋切型に育成するのもひとつの方法だが、自社の営業マンにどのような特徴や強みがあるのかを分析して、名前をつけると楽しくなってくる。営業マネージャーは、営業マンそれぞれの強みを活かせるような見込客や既存顧客を担当させれば、商談も上手くだろう。ところが、そこまで考える営業マネージャーは稀だ。人間だから、すべての顧客が得意だとか、すべての営業プロセスが得意だなんて人はいない。



一見、遊びのような切り口だが、営業は楽しくやるのがポイント。

そうじゃなくても、営業職になりたいという求職者が激減している。少しでも楽しく、エンターティメント的要素を取り入れることで、営業職のイメージが良くなるかもしれない。




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