営業マンが無意識のうちに使っている「NGワード」があります。
ほとんどの場合、本人が気づいていないのでやっかいです。そこで今日は、営業マンがよく使う6つのNGワードについてわかりやすく解説します。
人それぞれ、口癖のようなものがあります。育った環境や付き合う人などから影響を受けていつのまにか口癖になり、無意識のうちに言葉になって出てしまいます。営業マンは話をすること、つまり、どのような言葉を選択して、どのような順番で話をするのかが仕事だといっても過言ではありません。政治家もそうです。経営者もそうです。
とどのつまり、私たち人間は言葉をメインにコミュニケーションを行っているので、営業マンに限らず、すべての人が話をすることが大事なスキルというわけです。
さて、営業マンのNGワードですが、堂々第1位に選んだのが…
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来週、そちらの方面に行く予定があるので、
訪問させてください
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どうですか、あなたも使っていませんか。
恐らく、無意識のうちに何十年も使っている人もいるでしょう。ですが、この表現は「用事があるので、ついでに訪問する」という、大変失礼なフレーズです。
第2位は、「ご検討ください」です。
これのどこがNGワードなのか、その理由を即答できる人はトップ営業マンだと思います。プレゼンを行い、見積書を提出した後の定番フレーズがこれです。あなたが「ご検討ください」と伝えると、相手も間違いなく「検討さえていただきます」と答えます。
当たり前ですよね。
「ご検討ください」と、検討することを促しているわけですから…。相手もあなたの言っていることに従っているわけですから素直です。
第3位は、「たぶん」「そう思います」です。
たぶんもそう思いますも「恐らく」という意味合いで使われます。
裏を返せば、もしかしたら違うかもしれないということです。断言できない場合、相手はあなたに自信のなさを感じたり、不安を覚えます。結果、信頼できない営業マンということになります。これも、よく使われるフレーズです。注意してください。
次は「もしよかったら~」です。
たとえば、「もしよかったら資料をご覧ください」「もしよかったらサンプルをお使いください」など、相手に気を遣っているようですが、言葉としては弱々しさを感じます。資料を見ても見なくてもどうでもいい、サンプルを使っても使わなくてもどうでもいいという捉え方をされても仕方ありません。
このような場合は、「ぜひ、資料をご覧ください」「必ずサンプルをお使いください」です。「ぜひ」や「必ず」を使うことにより、営業マンの強い意思を感じることができます。
次は、「何かあったらご連絡ください」です。
これも無意識で言ってしまう営業マンは非常に多くいます。
商談の最後、別れ際に言うフレーズですが、待てど暮せど連絡は来ません。このような場合は、「今後も情報提供させていただきますので、来月またお伺いいたします」など、再び訪問する予告をするのが正解です。
最後は「こちらの商品がおすすめ」です。
このフレーズを使ったことがない営業マンを探す方が難しいでしょう。
誰でもが気軽に使ってしまうが故に説得力がありません。これを言うならば、「プロとして、これ以外におすすめしません」です。何十倍と訴求力があります。
このように、営業マンが使ってはいけないNGワードはいろいろありますが、無意識で使っている場合がほとんどです。チェックしてください。
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