よく「経営者は孤独だ」と言われますが、それは経営者だけはなく営業マンにも言える。
その心は、営業マンは一旦社外に出てしまえば一匹狼、チームで行動することは稀だ。そこで今日は、営業マンの悩みについてわかりやすく解説する。
中小企業の営業マンは、一人で商談をするケースがほとんどだ。
大事な場面では上司が同行することもあるが、そんなのはせいぜい年に2~3回がいいところ。つまり、それ以外は単独行動。一旦、商談に入ってしまえば誰も助けてはくれない。
反応が良くない見込客に対して、いろいろと工夫をしてみるが状態はさらに悪化なんてとこもある。そんな時、相棒がいれば目先が変わり、相手の反応も良くなることもある。人間に
は、好き嫌いもあるし、得手不得手もある。そもそも、新規見込客との商談で、「待ってました!」とばかりに迎えられることは稀だ。
さらに、営業マンを孤独にしてしまうのが、一人で商談をしているために、商談や顧客の詳細については営業マン本人しかわからないということだ。情報共有している企業もあるが、「ほかの営業マンの商談のことまで気にしてられないよ。それよりも自分の目標達成が大事!」というのが本音だろう。
このように、営業マンが孤独だと言うには、ちゃんとした理由がある。
私も営業マンだからよくわかる。また、忙しくなると益々ほかの営業マンのことなど気にしていられない…。このような現状であるから、普段の営業活動の中で悩みや困り事があっても、状況をこと細かに説明するのが面倒になり、上司や同僚に相談しないという営業マンも数多くいるに違いない。
同様に上司も同僚も忙しくて、「声をかけるなオーラ」「邪魔するなオーラ」を出していることも多々ある。そうこうしているうちに、我流で考えて、我流で意思決定して、我流で行動するようになる。これが一番、簡単だからだ。時間もかからない。しかし、我流だから心配は尽きない。
「自分の判断は間違っているのでは?」「この判断で本当に正しいのだろうか?」と自分を疑う時もある。このようなことを書くと、営業マンだけは絶対になりたくないと思う人もいるだろうが、これが現実だ。
さらに、毎月、毎月課せられる営業目標。
日々、心の中では、「また、断られたどうしよう…」「新規見込客がいない。訪問先がない…」「見積りを提出したが返事がない。どのタイミングで確認しようか…」など、心の中では不安が渦巻いている。
また、「自分の営業方法は正しいのだろうか?」「自分の実力がどの程度なのだろうか?」「営業をやっていても自信が持てない」など、考えはじめるとどんどんネガティブな方向にいってしまうこともある。一人になると、悩みは次から次へと湧いてくるのが現実だ。
では、どうしたら悩みが減るのだろうか?
答えは、一人で考えるのをやめて、「営業コーチ」や「営業トレーナー」のような人と一緒に考えることをおすすめする。営業コーチも営業トレーナーも聞き慣れない言葉だと思うが、それもそのばず私が考えた造語だからだ(というより、このような職種が日本にはないだけ)。
プロスポーツやアスリートの世界では、コーチやトレーナーをつけるのが当たり前で、コーチやトレーナーをつけていないといい成績が残せない可能性が高い。セフルコーチだのセフルトレーナーなんて所詮無理な話。もし、あなたが、営業で悩みを抱えているのなら、ぜひ一度、私に話を聞かせてほしい。
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