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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

営業現場に潜む「老害」


近年、働き方改革や多様性といったキーワードが注目される一方、営業現場においては依然として「老害」とも呼べるような、時代錯誤な言動や価値観を持つ営業マンが存在するのが現状です。彼らの中には、長年の経験や実績を盾に、部下や顧客に対して高圧的な態度をとったり、新しい情報や変化への対応を拒否したりする者も少なくありません。そこで今日は、営業現場における老害についてわかりやすく解説します。



なぜ今、老害というデリケートなテーマを取り上げるのか?

それは、営業現場における老害が、企業の成長を阻害し、顧客との良好な関係構築を妨げている可能性があるからです。顧客は、単に商品やサービスを求めているのではなく、企業や営業担当者との信頼関係を重視しています。高圧的な態度や時代遅れの営業手法は、顧客の不信感を招き、離反に繋がるリスクをはらんでいます。また、部下に対しても、老害的な言動は、モチベーション低下や人材育成の妨げとなり、組織全体の活性化を阻害する要因となります。



では、営業現場における老害の特徴とは一体どのようなものでしょうか?



たとえば、「新しい営業ツールや手法を拒否する」「高圧的な態度をとる」「自分の経験や実績をひけらかす」「現状維持を優先する」「顧客や市場のニーズを理解しようとしない」「 チャレンジすることを避ける」「個人プレーを好む」「若い世代の意見やアイデアを軽視する」「責任転嫁や言い訳が多い」などが代表的な老害です。



このような特徴に心当たりがある方は、もしかしたら「老害」の道を歩み始めているかもしれません。もちろん、経験豊富なベテラン営業マンの中には、部下を指導し、顧客との信頼関係を築き、組織に貢献する存在もいます。しかし、その経験や実績を活かし、周囲を巻き込みながら組織を成長させていくためには、常に謙虚な姿勢を忘れず、変化への対応力やコミュニケーション能力を磨いていくことが不可欠です。



では、老害営業マンの道を歩まず、組織や顧客にとって貴重な存在となるにはどうすれば良いのでしょうか?



1.常に学び続ける姿勢を忘れずに「成長」を追求する

時代は常に変化しており、顧客のニーズも多様化しています。

変化への対応が遅れ、過去の成功体験にしがみついていると、時代に取り残されてしまいます。常に新しい情報や知識を吸収し、営業スキルを磨く努力を継続することで、顧客の期待に応え、組織に貢献できる人材へと成長できます。


2.相手への「敬意」を忘れずに良好な関係を築く

顧客、部下、同僚、誰に対しても敬意を持って接することが重要です。

相手の立場や気持ちを理解し、尊重することで、良好なコミュニケーションを築き、信頼関係を育むことができます。高圧的な態度や一方的な押し付けは、相手に不快感を与え、関係性を悪化させる元となります。


3.周囲と「協調」し、組織全体の成長に貢献する

営業活動は、個人プレーではなく、チームプレーです。

チームメンバーと協力し、互いに尊重し合いながら、目標達成に向けて協力することが重要です。自分の意見ばかりを主張するのではなく、相手の意見にも耳を傾け、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献する姿勢を持つことが求められます。



「メンター」と「老害」は紙一重です。

経験や実績は、決して人を偉くするものではありません。真の力とは、周囲への敬意、学び続ける姿勢、そして協調性といた人間性を備えていることにあるのではないでしょうか。

老害営業マンの道を避け、顧客と組織に貢献できる「メンター」を目指し、営業の未来を明るく照らしていきましょう




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