中小企業で一番難しいポジションが「中間管理職」と呼ばれる人たちです。
大企業の中間管理職はマネジメントに専念できますが、
中小企業の中間管理職はプレイングマネジャーです。
つまり、マネジメントをやりながら、
現場の仕事も行うというハイブリッド的な役割を担っています。
人によりけりですが、同じ中間管理職でも現場の仕事をメインにしている人もいれば、
マネジメントをメインにしている人もいます。
いずれにせよ、部下にとっては上司には違いありません。
どのような上司の元で働くかによって、
その後の人生が決めるといっても過言ではありません。
そこで今日は、器の小さな上司3つの特徴をわかりやすく解説します。
器の小さな上司の元で働くと、出世はおろか、自身の能力を伸ばすこともできません…。
私は二十歳の頃、ジャズスクールに通っていました。
その学校は、当時の一流ミュージシャンが顔を連ねており、生徒数は2千人以上いました。
友だちのベーシストは、日本のトップベーシストに習っていました。
話を聞けば、なかなか教えてくれないとのことでした…。
私はまったく意味がわかりませんでした。
先生なのだから、教えないなんておかしいと思いませんか。
ですが、友だちの話を聞いていたら納得がいきました。
プロミュージシャンの世界は強烈な弱肉強食です。
年功序列や終身雇用などありませんから、ライバルの登場は脅威なわけです。 つまり、生徒に教えれば教えるほどライバルが多くなるということなのです。
その結果、生徒に教えるのを渋っているのです…。
本来、このようなことはあってはいけませんが、
嘘のような本当の話です。
なぜ、このような話をしたのかといえば、器の小さな上司も同じようなことをやるのです。
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特徴①部下に仕事を教えない
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上司にとって優秀な部下や能力のある部下は脅威です。
成長させると自分のポジションを奪われる可能性は大です。
そうさせないために、大切な情報を与えず、仕事も教えません。
「○○君は能力が高いから、最低限のことを教えればできるはず」と、
一見、見守るような態度をとりつつ丸投げをします。
その結果、部下は悩んでしまい潰れます…。
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特徴②好き嫌いで評価する
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従順で何でも言うことをきく部下、イエスマンの部下だけを評価します。
ですが、これと仕事ができるできないは関係ありません。
一方、優秀な部下やよく意見をぶつけてくる部下は評価しません。
所謂、依怙贔屓(えこひいき)でもあります。
つまり、好き嫌いで部下を評価しているので、
仕事のコストパフォーマンスが高くなることはありません…。
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特徴③部下の手柄に嫉妬する
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部下が大きな仕事を成し遂げたり、活躍して社内で表彰されたりすると嫉妬します。
理由は、自分のポジションが脅かされると心配するのです。
その結果、前述したように、部下に仕事を教えない、重要な仕事は与えない、
好き嫌いで評価するようなことが起こります。
このように、器の小さな上司には3つの特徴があります。
そして、この3つは関連しています。
そもそも、このような人が上司=中間管理職として、
部下を育てるポジションにいることがおかしいのですが…。
原因を突き詰めると、会社の評価システムやキャリア育成の基準がおかしのです。
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