因果関係を間違うと、何をやっても効果が出ません。
因果関係とは、二つの事柄が一方は原因、ほかの一方はその結果という繋がりのあることを言います。世間で言われている因果関係を分析してみると、因果関係を逆にした方が成果がでいるとものもあります。そこで今日は、因果関係についてわかりやすく解説します。
毎日ブログを更新したり、メールマガジンを発行している人を目の当たりにすると、「毎日ブログを更新したり、毎日メールマガジンを発行するネタがよくあるなぁ?!」という疑問を抱きます。
そこで、「どうしたら毎日できますか?」と質問をすると、意外な答えが返ってきます。
毎日ブログを更新したり、毎日メールマガジンを発行している人に質問をしたことがあります。「毎日、更新するからネタができるんだよ!」「毎日、発行するからネタを探すんだよ!」という回答でした。因果関係が真逆です。
私も週6回メールマガジンを発行しています。
それに加えて、毎日YouTubeに動画をアップしています。ネタは、いっぱいあります。
常日頃から、無意識のうちにネタを探すことが習慣になりました。ですから、毎日できるコツは、「毎日やるからネタを探す!」というのが本当のところです。
ネタがある時にメールマガジンを発行するという考え方では、きっと永遠に発行できないでしょう…。厳しいようですが、これが現実です。
先日、ある企業の経営者と商談をしていると、こんなことがありました。
提案を済まして、テストクロージングすると…、
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大変、魅力的な提案なのですが、
今は人材不足で社内体制が整っていません。
ですから、導入は2~3年後を考えてます。
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断り文句として、必ずベスト5に入る「時期尚早」ってやつです。
時期尚早の理由としては、「社内体制が整ってから」「人材を採用できたら」「利益が出た
ら」「今は忙しいので時間ができたら」などが、代表的なものです。
一見、まともな考えのように思われますが、これは大きな勘違いです!
私の経験から、社内体制が整うなんてことはまずありません。何年経っても、「社内体
制が整ってから」と言っているのがオチです。
また、人材が採用できても「スキルがない」とか、「能力が低いから」という理由で、できないと言っているでしょう。時間ができても、どうせほかの予定を入れます。ですから永遠に時間ができません。
このように、何だかんだときない理由を述べて、タイミングを逸してしまう経営者は必ずいますが、無理してでも導入してみると、たいていのことはできます。既成事実を作ってしまうことで、社内体制を本気で整えたり、本気で優秀な人材を採用する活動を始めたり、本気で時間を作るようになります。
因果関係が逆だと思う人もいるかもしれませんが…
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経営ができるようになってから、経営者になる人などいません。
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子育てができるようになってから、子作りに励む人もいません。
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経営者になったから、経営を勉強します。
子どもができたから、子育てを勉強するのです。新しい取り組みを導入する時も、この考え方と同じです。挑戦のない会社は成長しません。そして、可能性を拡大させるともできません。だから、チャンスも巡ってきません。
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