精神科医ゆうきゆうさんの著書『人のココロの裏を読む マンガ ズルい心理学大全』では、自信を高めるための具体的な方法として姿勢の重要性が強調されています。有名人には「オーラ」があるとよく言われますが、その多くは姿勢が良く、きりっとした表情をしています。実は、この「オーラ」は自信に満ちた見た目からきているそうです。そこで今日は、姿勢についてわかりやすく解説します。
姿勢と気持ちは密接に連動しています。
自信に満ちた人は背筋がピンと伸びていることが多いそうです。一方、気持ちが沈んでいると姿勢も悪くなりがちです。自信がない、気持ちが落ち込むと感じるときは、背筋を伸ばすことを心がけてみてください。ポイントは、気持ちや意識を変えようとするよりも、まず形から入るほうが絶対に近道です。
具体的には、肩を後ろに引いて胸を開き、頭を高く持ち上げるようにします。
これにより、自分自身がより大きく感じられ、自信が自然に湧いてきます。また、鏡の前での姿勢チェックや背筋を伸ばすためのストッチやエクササイズも効果的です。「こんなことは重々承知しているよ!」と言う人もいるでしょうが、実際にできている人は一握りです。それほどまでに、行動して習得する人は少ないということです。
アメリカの心理学者ムラビンによる実験でも、背筋を伸ばして胸を張るだけで自信が増し、気持ちも明るくなることが示されています。上を見る(首を上げる)だけで気持ちが上向きになるとも言われています。自信が高まれば、能力も発揮しやすくなり、印象もさらにアップします。大事な会議や商談などに臨む時、胸を張ってください。小さな行動が結果を左右することもあります。
姿勢の改善は心の健康にも大きな影響を与えます。
たとえば、悪い姿勢が続くと、肩こりや背中の痛みを引き起こし、それがストレスや気分の落ち込みにつながることがあります。逆に、良い姿勢を保つことで、呼吸が深くなり、リラックスした気分になりやすくなります。
姿勢を正すためには、デスクワーク中に定期的に休憩を取って、軽いストレッチを行うことを推奨します。また、エルゴノミクスに基づいた椅子やデスクの高さの調整も重要です。正しい姿勢を習慣化することで、長期的には心身の健康を維持しやすくなります。
また、悪い姿勢は体に大きな負担をかけます。
人間の頭は体重の約100分の1の重さがあり、悪い姿勢でいると体に大きな負担がかかります。悪い姿勢は緊張型頭痛を引き起こす原因にもなり、頭痛でさらに気持ちが沈みやすくなります。姿勢を正すことは、心身の健康にとって非常に重要です。
谷翔平選手の成功には、姿勢や心の持ち方が深く関わっていると考えられます。
彼のプレースタイルを見ていると、常に背筋が伸び、集中力と自信に満ち溢れています。
これこそが彼の卓越したパフォーマンスを支えている要素の一つだと言っても過言ではありません。
姿勢がもたらす自信は心理学の「アンカリング効果」によるもので、大谷選手の堂々とした姿勢は、初対面の人々に強烈な印象を与え、その後の評価や判断に影響を与えます。このように、最初に与えられる情報や姿勢が基準となり、その後の印象を左右します。
また、姿勢の改善は「現状維持バイアス」を打破する鍵でもあります。
多くの人は現状を変えることに抵抗を感じますが、姿勢を正すことで新たな習慣を形成し、ポジティブな変化を促進します。大谷選手も、常に新しい挑戦を求め、現状に満足せず進化し続ける姿勢を持ち続けています。
大谷翔平選手の姿勢と心の持ち方は、彼の成功を支える重要な要素です。
心理学の効果を活用し、姿勢の改善を通じて自信と健康を手に入れることができます。
日常生活や仕事において、大谷選手の哲学を取り入れることで、より充実した人生を送ることができます。
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