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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

学年1位になった女の子の勉強方法とは?

今ではすっかり有名になった中村文昭さん。 あなたはご存知でしょうか? もう10数年程前のことになりますが、新潟県三条市で中村さんの講演を聞いたことがあります。 当時の私は、中村さんのことはまったく知りませんでしたが、巷では注目され始めた頃だったのです。 今から考えると、初期の中村さんの講演を聞けたことはラッキーでした。

中村さんのことを知らない人のために、簡単にプロフィールを紹介します。 1969年に三重県生まれ、高校卒業後、家出同然で単身上京。 人生の師匠となる実業家との出会いから、果物と野菜の行商や飲食店の経営に携わり、商売の面白さを知ります。 独立後は、三重県伊勢市でカウンター・バーやブライダルもできるレストラン「クロフネ」を開店して、大繁盛店となります。 2000年から始めた講演活動はクチコミで広がり、2005年には年間300回を突破しました。 また、農業と若者を結ぶ「耕せにっぽん!!」や「あこがれ先生プロジェクト」もプロデュースしています。

恐らく、読者の中にも講演を聞いたことがある人が多数いると思われます。 残念ながら私は、1回しか聞いたことはありませんが、講演CDを知人からいただきました。 とにかく、ファンが多い講演家です。

これから紹介するのは、中村さんの著書「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」に掲載されているものです。


学習塾や家庭教師に習わず、予習や復習をしているわけでもないのに、学年で1位の成績になった女の子の話です。 担任の先生も不思議に思っていたそうです。

この女の子は、その日の授業内容を、お母さんに教えていたのです。 お母さんに授業内容を教える子どもがいることに驚きました。 なぜ、お母さんに教えていたのでしょうか?

お母さんは子どもの頃、貧乏でまともな教育を受けることが難しかったそうです。 そのためお母さんは、近所のお母さんたちと会話をする時に、知らないことがあり、恥ずかしく思っていたそうです。 これを女の子に話しました。

そうしたところ女の子は、「今日こんなことを習ってきたんだよ」と、学校での授業内容をお母さんに教えようになりました。

女の子が、お母さんに授業内容を教えれば教えるほど、女の子は授業の内容の復習をすることになります。 また、集中して授業を受けていないとお母さんには伝えられませんから、一生懸命に授業を受けたいたはずです。

授業などで覚えたい内容を効率よく脳に定着させるには、どのような方法がいいかを明確にした「ラーニングピラミッド」と呼ばれるものがあります。 これによると、 「講義を受ける(定着率5%)」

「読書する(定着率10%)」 「視聴覚:ビデオ・音声による学習(定着率20%)」 「実演を見る(定着率30%)」 「他者と議論する(定着率50%)」 「実践による経験・練習(定着率75%)」 「他人に教える(定着率90%)」 ということです。

つまり、女の子は授業を受けた後、お母さんに教えることで学習の定着率90%になったということです。

何かを習得するのに一番効果があるのは、習った後に他人に教えることです。 学校での授業はインプトです。

お母さんに教えることはアウトプットです。インプットをアウトプットをセットで考えるといいでしょう。

ところがほとんどの人は、インプットのみに偏ってしまいます。

この話で注目すべきは、女の子は学年1位を狙っていたわけではなく、お母さんに授業内容を教えるのが目的だったことです。 その結果、学年1位になったということです。

商売で当てはめれば、お客様に売ることを狙うのではなく、まずは、お客様のことを考えてお役に立てることを提供することです。

結果、お客様が購入するということになります。


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