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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

幸せになりたいと思っても不幸を引き寄せるのはなぜ?


「三つ子の魂百まで」と言いう諺(ことわざ)があるが、これはまんざら嘘ではない。 幼少期に両親や周りの人から言われたことは、その後の人生に大きな影響与ことえることがある。そこで今日は、三つ子の魂百までについてわかりやすく解説する。



「三つ子の魂百まで」の意味は、これは3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらないという意味で使われる諺だ。乳幼児期に人格形成の基本ができあがるということは科学的に証明されている。脳の発達に関係するニューロンの数が、1歳頃でピークを迎えるということもわかっている。



3歳頃までの子どもの脳の発達は著しく、これ以上に脳が成長する時期は他にないと言われている。ママやパパとどんな遊びをしたか、どんなおもちゃでどんな遊びをしたか。どんなところに行ってどんな景色を見たか。その時々、一緒にいる大人はどんな表情だったか。笑っていたのか、悲しんでいたかなど、そのすべてから赤ちゃんは無意識に学んでいると言う。その無意識の中に自我が作られていくわけだから、幼いころが特に大切というのは当然といえば当然なのだ。



「三つ子の魂百まで」という諺は、実は日本だけのものではない。

イギリスでは「The child is father of the man.(子供は大人の基)」、フランスでは「ヒョウは斑点を変えることはできない」、韓国では「雀百まで踊りを忘れず」などだ。

この諺の由来は、「源氏物語」であるといわれている。これは11世紀のはじめ、このなかの一説にある文章がこの諺の由来であると言われている。



私は最近、つくづくその通りだと思うようになった。

若い時はそんなことを感じたことはなかったが、55歳を過ぎてから特に強く感じている。というのも、私には物心ついてから中学校に入るまでの約10年間、私の性格や生き方のベースとなる考え方が養われた。



私の叔母は内科医に嫁にいった。

だから、金に困るようなことはなかっただろう。当時としては、かなり裕福な暮らしをしていたからだ。その叔母が月に一度、叔父とと従兄弟と一緒に実家である我が家を訪れる。叔母も叔父も男の子がいなかったので、私をたいそう可愛がってくれた。夏になれば私を1ヶ月ほど自宅に招き、海や旅行に連れていってくれた。



また、叔母は、毎月我が家を訪れると、私にお小遣いとして千円くれた。そして、決まってこう言うのだ。「博之、為せば成る成さねばならぬ何事も」と。子どもの私には、何の意味かさっぱりわからなかった。しかし、千円のお小遣いとこの諺が一体化して、いつの間にか「何があっても何とかなる」という考えが私の人生を占めるようになった。だから「ピンチはチャンス!」なんて言葉は大好きだ。



中学生にもなると、なかなか叔母と会う機会はなくなったが、それでも数年に一回は会っただろう。そして、私が最初の独立をした24歳の時、背中を押してくれたのが叔母だった。お金がない、人脈がない、知識もない私に、「お金を出してやるから好きなことをやりなさい」と言ったのは叔母だった。



内科医の奥様だとはいえ型破りな人だった。

「お金は持ってるだけじゃ意味がない。使って初めてお金の意味がある」なんていうことをよく私に言った。



さて、このような叔母の影響を物心ついた時から受けている。

そして、何があっても大丈夫だと思っている。私の人生を振り返ってみると、ものすごく楽に物事が運んだとか、楽々とビジネスが上手くいったということはない。ただただ、逆境や苦境が多かった。



しかし、何とかなってきたから不思議だ。

「何があっても大丈夫!何とかなる!」と思っていたから、逆境や苦境を呼び寄せるのかもしれない…。「◯◯になりたい」と強く念じると、「◯◯になりたい」という現実を引き寄せる。つまり、いつまで経っても◯◯になれることはない。




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