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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

強みを見つける手っ取り早い方法


ビジネス成功の鉄則は、「自社の強み」を活かすことです。 弱みを改善するよりも強みを伸ばした方がビジネスは成功の確立が高くなります。これはビジネスだけでなく、人生にも当てはまります。そこで今日は、強みの見つけ方をわかりやすく解説します。



当社はコンサルティングの際、クライアントの強みと弱みを明確にします。強みの見つけ方はいろいろありますが、まずは社員一人ひとりに自社の強みをヒアリングすることです。もちろんその前に、強みとは何かを定義づけする必要があります。



強みとは、①自社特有のものであること、②それを顧客が支持していること、③それによって顧客がメリットを享受できることです。この定義に沿って、社員に自社の強みをヒアリングします。集約すると、おおよそ3~5つの強みに集約されます。



ですが、社員に聞いただけでは本当の強みはわかりません。

強みの定義を伝えてはいるのですが、どうしても独りよがりになってしまう可能性があります。社員は強みだと思っていても、顧客がそれを強みと思っていなければそれは強みではありません。また、自社特有の強みだと思っていても、競合他社も同じようなことを謳っている場合もあります。



このように考えると、社員にヒアリングするだけでは不十分で、競合他社と比較しての自社の強みと、顧客が考える自社の強みを知る必要があります。



当社のコンサルティングでは、社員にヒアリングする際、「今までお客様に褒められたこと」も答えてもらいます。社員数にもよりますが、通常20個以上も出てきます。お客様に言われたことなので、信憑性があります。



また、過去1年間で、新たに取引が始まった企業へのヒアリングも行います。

「どういったいきさつで取引が始まったのか?」「取引を開始する決め手となったものは何か?」などを質問します。なぜ、過去1年間で新たに取引が始まった企業なのか、その理由は、長期に渡り取引のある企業だと、なぜ取引しているのかを質問したとしても、「取引を始めた担当者が退社した」「昔から取引しているから」という返事が多くなってしまうからです。



競合企業との比較に関しては、ホームページで調査することも可能ですし、競合企業と取引をしている知り合いの企業があればヒアリングすることも可能です。



このように強みを分析する時は、①社員が思っている強み、②顧客に褒められた強み、③新規取引先が取引を開始したきっかけ、④競合企業との比較が、情報として必要です。4つの視点を持つことによって、信憑性の高い強みに辿り着けます。



さて、企業の強みも重要ですが、ビジネスパーソン個人の強みも知りたいところです。

まずは、自分が思っている自分の強みを列挙してください。なかなか出てこないという人もいるでしょうが、独りよがりでもいいので列挙してください。



次に、上司でも部下でもいいので、あなたの強みは何かを聞いてください。

ジョハリの窓ではありませんが、あなたが思っている自分の強みと、他人が思っているあなたの強みは違います。



たとえば、あなたは自分の強みは「仕事が早いこと」だと思っています。

ところが、上司であるA課長は「いつも明るく前向きに仕事をする」ことが強みだと思っていました。さらに部下のBさんは「的確な指示を出してくれること」が強みだと思っていました。



このように他人の評価は、自分が思っていることとは違いますし、立場が違うと感じる強みも違います。ぜひ一度、「自分の強みを知る」機会を社内で設けてはいかがでしょうか。自分の知らなかった強みが明確になります。




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