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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

得する人、損する人、その違いとは…


世の中には、「得する人」と「損する人」がいます。その違いは何かと問われると、即答できる人は珍しいでしょう。そこで今日は、得する人と損する人の違いをわかりやすく解説します。



自分で言うのも何ですが、どちらかといえば私は損する人です。その理由は、他人や部下に助けを求めることができないからです。悪い意味で責任感が強いのです…。ですから、自分で分析して、自分で意思決定して、自分で行動するという、自分勝手な振る舞いが多いという自覚があります。



直接、他人に言われたことは滅多にありませんが、人に仕事を振ったり、人に相談したり、人にお願いをするのが大の苦手です。昔に比べればマシになりましたが、子どもの頃から大きく変わったかと言われれば、変わっていません…。困ったものです。



さらに悪いことに、単独行動をしていながら、そこそこの成果を出してしまうのが、これに輪をかける結果になります。言い方を変えると、失敗が少なく安定しています。周囲からは、「長谷川は一人でできるからほっとけ!余計なことは言うな!」という評価なんだろうなと思います。



ですが、一人でできることにも限界がありますから、他人の力を借りたいと思うことも度々あります。ところが、なかなかそれができずに困ってしまいます。完全に損をしています。

このような考え方をしている限り、自分の殻を破ったり、器を大きくすることができません。自分の可能性を摘んでいます…。自分の能力を過信するのは悪いおことではありませんが、おすすめはできません。



一方、自分の分をわきまえて、わからなかったり、できそうもなかったりしたら、周囲に「助けてください」「わからないので教えてください」と、素直に言える人は得すると思います。つまり、協力を求めるということです。協力を求めると、嫌な顔をする人もいますが、嫌々ながらでも「しょうがないな…」と言って、多くの人が一肌脱いで力を貸してくれるのも事実です。



つまり、人間は他人から助けを求められると、口では嫌だと言いながらも、助けることや支援することに前向きな人が多いのです。特に社内であれば、その傾向が強くなります。



これは、社内だけでなく、取引先や顧客にも当てはまります。当社クライアントの自動車販売会社のある営業マンは、営業目標の達成が難しくなると、お得意様に電話をして、「今月、車が売れていないので、○○様のお知り合いで車を買いそうな人を紹介してくれませんか?お願いします」と、素直に助けを求めます。



すると、○○様が1~2人紹介してくれるのです。この営業マンは、この方法でピンチを脱したことを度々見ました。やはり、素直が一番です。そして、お客様との関係性も大きく変わります。頼まれごとをされると、「信頼されている」「頼りにされている」という意識が芽生えます。その結果、人間関係も一層深くなります。



これは上司と部下の関係にも言えます。上司が部下に「わからないから教えてほしい」「一人でできないから助けてほしい」と、素直に言えるようになると、なぜかしら好かれたり、尊敬されるようになるから不思議です。



このように、損する人と得する人の違いは、自分一人で何とかしようと考えるか、周囲に手伝ってもらおうと考えるかです。ですから上司はわかっていても、あえて「わからないから教えて」と部下に言った方が部署の空気感が良くなる場合があります。当然、社長も社員に「助けてください」と、素直に頭を下げることは大切なことです。




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