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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

徹底的にパクる!そうすれば上手くいく


コンサルタントをやっていると、様々な現場に遭遇します。

コンサルタントの仕事は「こうすると成果が出ますというノウハウ、スキル、マインド」などを提供することです。ここで反応が2つに大別されます。



ひとつは、そのまま何の疑いもなく実行する企業。もうひとつは、自社にアレンジして実行する企業です。あなたは、どちらの企業が成果が出ると思いますか?わかりやすく言えば、完全コピーをして実行する企業と、自分の個性を加えて実行する企業の違いです。そこで今日は、成果の出る企業の特徴「徹底的にパクる」ことについてわかりやすく解説します。



たとえば、営業コンサルタントとして、クライアント先で成果の出る営業トークのスクリプトを伝え、ロープレを行いました。これは、ビジネスだけでなく、あらゆることに当てはまります。スポーツ、楽器演奏、料理、絵画など、スキルが必要なものすべてです。



クライアント先に豊富な経験と実績があれば、アレンジして実行しても何ら問題はないのですが、営業力のないクライアントに限って、「自社に合わせてアレンジしてやってみます」と言うのです。本来、アレンジは、「編曲すること、脚色・翻案すること」という意味で使われますが、この場合のアレンジは、「新しく構成しなおすこと」です。



自分流にアレンジすることの「何が悪いの?」と感じる人もいるかもしれませんが、残念ながらこれはいい結果を生みません…。アレンジという言葉は前向きな言葉なのですが、裏を返せば「自分たちのやりやすいように変更させてもらいます」ということなのです。



そうなると、基本の型がどんどん崩れていきます。

そもそも、「やりやすさ」と「成果」には何ら相関関係はありません。まずは基本の型を100パーセント完全コピーでやることが、最速で成果が出る法則です。ここを理解していない企業や人が多くいます。



私はギターを弾きますが、若い頃は好きなギタリストのフレーズを完全コピーしていました。これがなかなか難しいのです。自分の弾きにくいフレーズが山のようにあります。もちろん、弾きやすいフレーズにアレンジすることはできるのですが、これではどんどん我流になっていきます。



完全コピーをするということは、自分に負荷がかかるということです。

負荷がかかるということは、努力を要するということです。努力を要するということは、試行錯誤を繰り返すということです。試行錯誤を繰り返すということは、マスターするまでに時間がかかるということです…。もっとわかりやすく言うと、自分の苦手なことや未経験のことをやるので、面倒だということです。



そこで登場するのが、アレンジという逃げ道です。

アレンジは、自分の置かれている環境、自分の実力などを考慮して、いかに負荷が少なくてできるかを考える企業や人がほとんどです。ですから、アレンジすると基本の型と似て非なるものになってしまいます。そうなると、どんどん成果が出にくくなります。



アレンジをしていなくても、無意識のうちに自分のやりやすいようになっている場合も多々あるます。基本の型からズレていないか定期的にチェックすることが大事です。人間はどうしてもやりやすい方に流れてしまいます。これは何でもそうですよね。



「守破離」という言葉があります。

「守」は、師の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師の教えの良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。ビジネスでも守破離は当てはまります。気をつけてください。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。


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