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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

必ず成功できる理論


最近、大量行動が再び注目されています。

そこで今日は、大量行動で成功した事例をわかりやすく解説します。



株式会社北の達人コーポレーション(東証プライム上場)の代表取締役社長・木下勝寿(きのした・かつひさ)さんの著書、『時間最短化、成果最大化の法則』で紹介されている「10回やると必ず1回成功できる理論」をご存知でしょうか。これは、木下さんが発見したすごい法則です。自画自賛したほどです。



世の中は「10回本気でやれば、誰でも1回成功するようにできている」というもので、木下さんがこれまで「10回本気でチャレンジ」して成功していない人を見たことがないという事実が基になっています。



それまでは、上手くいくかどうかは能力に関係していると思っていたそうですが、能力が高かろうが低かろうが、べての人が「本気で10回やれば9回失敗、1回成功」という比率になっていることがわかったと言います。さらに研究を進めると、人の3倍成功している人は、人より成功確率が3倍高いわけではなく、実行回数が3倍だったことも判明しました。



疑う人も多いとは思いますが、私はこれを読んだ時興奮しました。

今まで読んだことも聞いたこともありませんでしたし、10回に1回成功するという具体的な数値もあります。しかも誰でもです。いまだかつてない法則に驚きを隠せませんでした。



次は、現在は引退しましたが、かつて大ヒット番組のMCをしていた島田紳助さんの話です。島田さんは「どうしたら、自分の番組をヒットさせることができるのか?」を日々研究していました。その答えはいたってシンプルで、「数多くの番組に出る」ことだったと複数のメディアで述べています。



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どの番組が当たるかはわからない。

でも数多く出れば一定の確率でヒットする。

だから考えるのをやめ、とにかく数多くの番組に出られるようにした。

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この考えに至ったあとは、ヒットさせるために面白い企画を考えることから、多くの番組に起用されるために、番組スタッフにとって使いやすいタレントになることにタレントとしての方向性を切り替えたのです。



具体的には、一回一回の番組の収録前に必ず予習をすること。

いくら大御所になっても、番組には絶対に遅刻しないよう、深酒しない、番組スタッフへの気遣いを忘れない、交流に手を抜かないという基礎的なことに真剣に取り組みました。その結果、多くの番組に出演することができ、多くのヒット番組を生み出したということなのです。タレントも人間、タレントを採用するのも人間です。



番組スタッフにとって使いやすいタレントであることは、数多くの番組に出演する要素としては一番重要です。「あの人に任せておけば大丈夫」「いつも労いの言葉をかけてくれる」「付き合いも欠かさない」「差し入れをしてくれる」など、一見タレントとしての才能とは無縁ですが、実はこれが社会を動かしているといういい見本です。



最後はユニクロの柳井正さんです。

柳井さんは、著書『一勝九敗』の中で、「10回新しいことを始めれば9回は失敗する。」と名言しています。そして、1の成功の積み重ねが今日のユニクロをつくっていると述べています。確かホンダの創業者・本田宗一郎さんも似たようなことをおっしゃっていました。



このように10回本気で取り組めば、誰でも1回成功できるようになっているのが世の中です。ならば、今すぐ本気で10回やってみることです。最初の9回は失敗しても、最後の1回で必ず成功します。毎回「今回こそ成功しよう」と思ってチャレンジしても、結果的にそうなると木下さんは言っています。最初の9回は失敗が前提なので、失敗しても大きなショックはなく、淡々と10回やればいいだけです。




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