昨年の国会は、野党が「桜を見る会」の追求ばかりしていたという印象です 今年に入ってからは、「新型コロナウィルス」の話ばかりです。 当然、世界的に広がった緊急事態ですから、話をしないわけにいきません。
新型コロナウィルスに関しては、様々な捉え方がテレビや新聞、ネット上で言われて、カオス状態になっています。 何が正しくて、何が間違っているのか、まったくわからない状態です。
こういう時こそ、政治家の正確で緻密なリーダーシップを期待しますが、現実はそうはいかないようです。
さして専門家に相談せずに、独断で決めたという小中高校の一斉休校には驚きました。 緊急事態だから独断で決めることがリーダーシップだと勘違いしたのか、もしそうだとしたらリーダーシップの勘違いも甚だしいと思います。 正確性と緻密さに欠けると思います。
私の印象は、清水の舞台から飛び降りたといった感じです…。
恐らく、このブログで政治のことを書くのは初めてだと思います。
というのも、政治と宗教のことは書かないと決めていたからです。
ですが、今回の新型コロナウィルスに関する政治判断には、首を傾げたくなることが多々ありました。
さて先日、政治選挙における演説と当選・落選の因果関係に関するデータを読む機会がありました。 演説の内容と当選には密接な関係があったのです。
この話は、アメリカのペンシルバニア州立大学のハロルド・ズローが、1948年から1984年までの共和党と民主党の指名受託演説を分析したことに端を発しました。 分析したのは、それぞれの候補者がどれくらいアメリカの状況について悲観的なことを口にしていたかです。
その結果、悲観的なことを口にしていた候補者の方が、10回中9回も負けていることがわかったのです。 90%ですからすごい確率です。
たとえば、「このままじゃダメだ!」「もう手の施しようがない状況だ!」などと口にすればするほど、その候補者は負けていたのです。
ズローは、さらに分析の範囲を広げて1900年から1944年の選挙についても調べてみました。 その結果、12回の選挙で9回は負けるという結果でした。
これは、内藤誼人さんの著書「世界最先端の研究が教える すごい心理学」で紹介されています。
これは、政治家だけでなく、ビジネスに於ける経営者やリーダーにも当てはまります。 経営者が悲観的なことばかり言っていたら、部下は希望をなくし、どんどんやる気をなくします。結果、業績が悪化します。
悲観的なことを言うリーダーより、楽天的で、建設的なことを言う人に魅力を感じてしまいます。
ハロルド・ズローの分析は的を得ているように思えますが、自分自身のことを考えてみると、一概にそうとも言えません。 なぜならば、それぞれの候補者の政策を理解して、比較して投票している人は稀だと思われるからです。 現在の政党は、各論の政策にわずかな違いがあるだけで、総論はほぼ同じというのも珍しくありません。
こんな話があります。選挙で勝つためには、政策をアピールすることよりも、より多くの有権者と握手をしたり、赤ちゃんを抱き上げたりすることの方が重要だということです。
このような行動が、誠実そうなイメジを有権者に与えることができます。
また、知的で仕事ができそうだという印象も重要です。 これは顔の問題ですが、美男美女がいいという話ではありませんので注意してください。 ●株式会社リンケージM.Iコンサルティングのオフィシャルメルマガの登録はこちら。
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