ここ数年、「心理的安全性」という言葉を聞くようになりました。
文字面から漠然と意味は理解できますが、正確な意味を知っている人は少ないかもしれません。
そこで今日は、心理的安全性についてわかりやすく解説します。
心理的安全性とは、職場で誰に何を言っても、どのような指摘をしても、拒絶されることがなく、罰せられる心配もない状態のことをいいます。 ただし、仲のいい状態、ざっくばらんに冗談を言い合えるような状態とは少し異なります。
心理的安全性が言われるようになった背景には、イノベーションや生産性の向上があげられます。
組織にイノベーションを起こすには、慣習を否定する発言、組織文化と真っ向から対立する発言も必要です。
このような発言があっても、拒絶されず、評価が下がらない場を作らることが重要です。
安心して誰に対しても発言することができる状態が、心理的安全性の意味するところです。
ですが日本の中小企業を見渡しても、このような組織は滅多にありません。
大胆なイノベーションが起こらない原因のひとつが、心理的安全性かもしれません。
私は、経営者団体の新潟県中小企業家同友会に入会して18年目になります。
昨年、入会30年以上の大先輩の経営者の話を伺う機会がありました。
話の中で良い会社とはという議論がありました。
この大先輩曰く、良い会社とは、「地位、年齢、経験に関わらず、誰にでも質問ができたり、意見を言い合える会社だ!」とおっしゃっていたのが大変印象的でした。
それで思い出したのが「心理的安全性」という言葉たったのです
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