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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

最速で人を育てる方法とは?

人を育てるのは大変難しいことです。

というのは「心技体」という言葉があるように、「マインド」「スキル」「フィジカル」の

3つの側面があるからです。

さらに、成長した証としての成果を求めるとなると一朝一夕ではできません。

そこで今日は、いかにして速く人を育てるかについて、わかりやすく解説します。



もう40年以上前のことになりますが、私が中学生の時、卓球部に入部しました。

いわゆる部活です。

月曜から土曜の授業が始まる前1時間と、放課後2時間練習をしました。

また、日曜日は練習試合があるので、ほぼ毎日卓球をしていたことになります。

市内に中学は7~8校ありましたが、私が通っていた中学校は一番生徒の多い

マンモス校でした。



全中学校が参加する大会は、6月の「市内大会と、9月の「新人戦」がありました。

私が1年の時、3年生が主力となり市内大会の団体戦で優勝し、

個人戦も1位、2位、3位を独占した記憶があります。

つまり、圧倒的に強かったということです。



ところが私が2年になった時、異変が起きました。

生徒数が少ないA中学校が大躍進を遂げて優勝したのです。

1回だけならまぐれということもありますが、練習試合をやっても強くて

歯が立ちません…。

A中学校は破竹の勢いで、勢力図をあっという間に塗り替えました。

風の噂で、卓球部を指導する先生が替わったということでした。



当時の私には、先生が替わるだけで急に強くなる理由がまったくわかりませんでした。

色々と探っていくと、衝撃の事実がわかりました。



当時の一般的な練習方方法は、入部して間もない1年生は卓球台の組み立てと片付け、

玉拾いからスタートです。

しばらくすると、基礎トレーニングを行います。

基礎トレーニングとは、「ランニング」「腕立て伏せ」「腹筋」「ハイジャンプ」

「スクワット」など、基礎体力をつけるのが目的です。



入部して半年間はこれがメインで、たまにラケットを持っての素振りです。

まともに卓球をやらしてもらえるのは2年生からだといっても過言ではありません。

とはいっても卓球台に限りがありますから、3年生が優先です。

どの中学校でも、このような練習を行っていました。



ところが、A中学校は指導する先生が替わってから、まったく指導方法が変わったのです。入部したばかりの1年生でも卓球台を使って練習をしていたのです。

まずは素振りをして、卓球台でボールを打ち、ラリーをして様々なスキルを

取得していきます。

つまり、本番さながらの実践的な練習をしていたということです。

噂では基礎トレーニングはほとんどやっていなかったということです…。



1年生から卓球の試合を前提とした実践的な練習をやった人と、

ようやく2年生になってから実践的な練習をやった人では、

3年生になった時、丸々1年間の違いがあるわけです。



営業にたとえれば、発声練習や表情の作り方など基礎ばかりを練習している人と、

商談のロープレばかりを練習した人では、営業力は雲泥の差です。



決して、基礎トレーニングを否定するものではありませんが、

基礎トレーニングばかりやっても成果は出ません。

逆に、基礎トレーニングはそこそこしかやっていないが、

実践的なトレーニングを大量にしている人は、目に見えて成果は出ます。



基礎トレーニングは、長年に渡り毎日やるものです。

ですから、毎日少しずつやればいいと思います。

それ以外の時間を実践的なトレーニングと本番である試合に費やせば

短期間で成長しますし、成果も出やすくなります。

これが、最速で人を育てる考え方です。



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