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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

業態転換・新規事業が成功するコツとは?

コロナ禍で、業態転換や新規事業を余儀なくされている企業も多いと思います。

そこで今日は、業態転換や新規事業が成功するコツをわかりやすくお伝えします。



業態転換や新規事業と言われても、そう簡単にいかないことはおわかりだと思います。

何よりも大切なことは、経営者の覚悟です。

この事業が儲かりそうだという軽い気持ちで手を出してしまうと失敗する可能性が非常に高くなります。



まず、業態転換や新規事業に取り組む条件があります。

それは、不況や大きな自然災害などが起こり、業績不振に陥ることです。

人間はピンチに追い込まれなければ新しいアクションを起こさない動物です。

ですから、今回のコロナ禍は千載一遇のチャンスとも言えます。

また、コロナ禍を機に、価値観の大転換が起こっています。これも変化しなくてはいけない要因です。



まず最初に取り組むことは、自社の強みを活かせることです。

よく強みと言われますが、自社の強みをよく知らないという企業もあります。

そういう場合は、なぜ顧客が自社と取り引きをしているのか、その理由を尋ねてください。

その中にヒントがあります。



新潟市にナミックスというエレクトロケミカル材料の研究、開発、製造を行っている企業があります。

創業当時は一般塗料の製造を行っていましたが、社長の交代を機に、一般塗料を廃止して電子部品用ペーストへ100%シフトしました。

電子部品用ペーストとは、電子部品の導電体や絶縁体や誘電体として使用するもので、塗料製造で培った技術を応用したものです。

つまり、強みを活かしたのです。



2つ目はのコツは、市場性があり儲かることです。

要は、これから伸びる市場で、競合が少なければ、新規事業を優位に進めることができます。



アイリスオーヤマは創業当時、プラスチック製の育苗箱などの製造していました。

1980年代、ガーデニング市場が伸びるだろうと、プラスチック製のプランターや植木鉢を開発して大ヒットしました。

園芸市場に進出する際、帝国データバンクから企業情報を購入して調べると、素焼き鉢をプラスチック鉢に変え始めた頃だったそうですが、プラスチック鉢を製造しているのはわずか2社しかありませんでした。

そして、自社の強みであるプラスチック加工の技術や強みを活かせるということで、園芸市場に進出して大成功しました。



3つ目のコツは、業態転換や新規事業を行う際、それに伴う弱みを克服したということです。

強みを活かすだけでは、なかなか成功しません。

たとえば、下請けがメインだった製造業が業態転換や新規事業を行う場合、一番ネックになるのが販路と営業です。

特に、直販を狙う場合は今まで取り組んだことがないわけですから、困難を極めます。

下請けの仕事を受注するのと、企業や一般消費者に直接販売するのでは雲泥の差です。 ですから、販路の構築と営業力という弱みを克服しなくては上手くいきません。 強みを活かすだけではどうにもならないのが、業態転換や新規事業です。



そして、4つ目のコツは、リスクを最小限に抑えることです。 社会情勢や環境の変化が少ない時代であれば、2~3年もの歳月をかけて計画的に行うのも有効でしたが、今は激変の時代です。 スピードが命です。



ですから、業態や新規事業のコンセプトとある程度の詳細が決まったら、ランディングページやホームページを作成してください。 もちろん、実態はありません。皇潤でお馴染みのエバーライフの創業時は、商品の概略が決まるとホームページを作成して、どの程度の反応があるのかリサーチしていたそうです。 そして、反応が良い商品を製造して販売していました。

これは、リスクを最小限に留めた方法です。

このように業態転換や新規事業をやるにしても、コツがありますので参考にしてください。

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