世の中には、気遣いのできる人とできない人がいます。
気遣いのできる人は、相手の気持ちを察するのが上手い、つまり、相手を思いやれる人です。そこで今日は、気遣いのできる人の3つの特徴についてわかりやすく解説します。
気遣いと似た表現に「心遣い」がありますが、これは相手のことを思ってあれこれと対応することをいいます。どちらも相手を思って何かをするという意味合いでほぼ同じですが、「気遣い」は、相手に不快な思いをさせないように神経を使うというニュアンスがあるのに対し、「心遣い」は自然な真心を示す、というニュアンスであるところが違う点です。
2ヶ月程前のことになりますが、あるクライアントからお中元をいただきました。
ありがたく頂戴しましたが、妙な出来事がありました。お中元をいただいた数日後、またしても同じクライアントからお中元が届きました。このクライアントからは毎年いただいていますが、2回もお中元をいただくなんてことは初めてでした。しかも、品物が違うのです…。
どう考えても、何かの間違いです。お中元のリストに弊社が重複して載っていたことしか考えられません。腑に落ちなかったので、慌てて担当の人に電話したところ…、想定外の返答でした。そして、気遣いのでできる人だなと感心しました。これだけ気遣いのできる人はなかなかいません。
電話をしたときの会話はこんな感じでした。
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私 「先日、お中元をいただいのに、今日もお中元が届いたのですが?」
相手「そういうラッキーな人がいるんですよ!」
私 「冗談言っている場合じゃなくて返送しますね」
相手「そういえば御社以外にも、お中元が2回届いたという
問い合わせが何件かありましたよ」
私 「だから返送しますね」
相手「そんなこと言わずに、ラッキーだと思って もらってやってください」
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ということで、お言葉に甘えて2回もお中元をいただいたのですが、本当のところ間違ったのか意図的なのかは不明です…。きっと、私の負担にならないように返送しなくても大丈夫ですということを上手に伝えてくれました。
最初「ラッキーな人がいるんです」と言われたとき、意図的にやっているんだなと思ったのですが、そんなことはないだろうと感じました。さらに、信憑性を高めるために、「お中元が2回届いたという問い合わせが何件かありましたよ」と付け加える当たり、憎いですね。結果、まったく違和感なく2回目のお中元をいただきました。こういう気遣いができる人、尊敬します。それにしても、真相が知りたいところです!
最後に気遣いができる人が共通してやっている3つのことです。
まずは「相手ありき」です。これは、相手の立場にたって物事を考えるという当り前のことなのですが、できそうで難しいことです。たとえば、どうしたら相手が円滑に仕事を進めることができるかという視点で自分の仕事を組み立てるいことです。
次に、「尊敬する」ことです。
これは、その人自身の人となりや、していること、またその人の時間や空間など、に対して配慮するということです。相手に喜んでもらおうと心のどこかで見返りを求めて、優しさが自分方位の方向で働いてしまうことが多いものです。
最後は、「先読みする」ことです。これは、ゴールまでに起こるであろう事態を予測し、それに備えた行動の準備をしておくことです。それにより信頼感が生まれ、相手とよい関係性をつくることができます。
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