AIが人間の仕事を奪うことが現実味を帯びてきた。
しかし、恐れることはまったくない。その理由は、AIは「記憶」「論理」「パターン認識」「計算」などでは人間の能力を悠々超えることができるが、人間にできてAIにはできないことは山のようにある。そこで今日は、人間の仕事を奪うAIについてわかりやすく解説する。
人間にできてAIにできないことは3つ。
「クリエィティブ」「ホスピタリティ」「マネジメント」だ。正確には今のところAIが弱い分野であり、将来的には何とも言えない。AIも進化するからだ。もちろん人間もだ。多くの人がAIを脅威に感じているが、私はまったくそのような感覚は皆無で、むしろどうやってAIと共存していこうかと真剣に考えている。
もっと具体的に言えば、どうしたら営業活動に取り入れることができるかを考えている。
AIが新しい仕事のやり方やビジネスを切り開くと思っている。
さて、先日あるニュースが世界を駆け巡った。
ある女性の話題だ。それは、スイスの放送局「M Le Média」が、新たな女性気象予報士を起用したことだ。私も見たが最初は意味がわからなかった。外国人女性が天気予報を読んでいるだけだった。何の違和感も感じなかったが、解説を聞いて驚いた。
この女性はアバターだったのだ。
アバターとは、仮想世界やオンラインゲームなどでプレイヤーが操作するキャラクターのことを指す。この気象予報士の名前は「Jade(ジェイド)」。
あまりに自然な表情や動きに注目が集まり、ネット上では「未来キタ」「本物のお姉さんにしか見えないんだけど!」と、驚きの声が上がっている。私もそのうちの一人だ。この女性気象予報士は、Jade呼ばれるAIで生成された女性アバターだ。
4月3日から登場し、朝の天気予報を担当している。
その自然な表情や、動きから視聴者が彼女がAIであると気付けないほどだという。同局の公式YoutTubeチャンネルに、実際に彼女が天気予報を伝える映像が公開されている。
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■Météo de Jade - 20 avril 2023
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言われないければ、AIだと気づくのは難しいだろう。
きっと数年後には、「あの天気予報士、人間なんだって。珍しいよね」なんていう会話が当たり前になっている可能性大だ。なにしろJadeは病気もせず、休暇もいらず、毎日決まった時間に確実に天気を伝えられるという、人間の気象予報士にはない大きな特徴を持っている。しかも、人間に比べれば給料も安いし、文句も言わない。
放送局の責任者であるPhilippe Moraxさんによると、「数名の候補者と面談を行ったが、適任が見つからなかった」という理由から、AIアバターのJadeを起用したという。またこの取り組みは、メディアのイノベーション戦略の一環であり、「視聴者に質の高いコンテンツを提供するため」だとしている。
「SUGEE」「これマジでAI?自然すぎて本物のお姉さんにしか見えないんだけど!」「まぁ極論、人間じゃなくても良いですしねw」「人件費いらずで病気もせずに文句も言わない・・最強やん!」などの声が寄せられたそうだ。
これは天気予報士だけでなく、あらゆる分野に広がることは確実だ。
店舗では既に「配膳ロボット」「品出しロボット」が活躍しているが、これはリアルの世界。デジタルの世界ではもっと容易に実現できる。
オンラインセミナーなどは、人間に代わってアバターが講師をやる時代がすぐそこまで来ている。このようにAIは私たちの生活に入り込んでくる。気がつけば最近人間を見なくなったねなんていう会話が行われる時代になるのだろうか?
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