どうしたら社員のやる気を高められるのか?
経営者であれば、これは永遠の課題だといっても過言ではありません。そこで今日は、社員のやる気を高めるのは正しいのかをわかりやすく解説します。
ビジネスの現場では、社内の同僚であろうと顧客であろうと相手に好印象を与えることが求められます。しかし、言うは易く行うは難しです…。人はそれぞれ育った環境や今までの経験の違いで、生まれつき好印象の人もいますし、残念ながら悪印象の人もいます。そもそも、自分が相手に好印象を与えているのか、悪意印象を与えているのか、冷静に分析できません…。
コロナ禍以前、毎週1回家族で利用していたお店がありました。
そこで働く店員は若い男性ばかりでした。商品が見当たらない時、「○○○はありますか?」と尋ねると、的確に案内してくれます。そのほかも困ったことがあると即座に対応してくれました。ただし、これといって笑顔もありませんし、口数も少ないのです。
しかし、困りごとは的確に解決してくれます。 黙々と仕事をするという言葉が一番当てはまります。口数が少ないので、お世辞にもコミュニケーション力が高いとは言えません。ですから、好印象を与えることはできませんが、悪印象も与えないということなのです。
この発想はいたって重要です!
よく社員のやる気のなさやモチベーションの低さを嘆く経営者がいます。これが簡単にできたら誰も苦労しません…。多くの経営者が、社員のやる気やモチベーションを高めことが良いことだと思っていますが、実はそれよりも、「社員のやる気を削がない」「社員のモチベーションを下げない」ことに気をつけた方が得策です。
先程の好印象を与えるのではなく、悪印象を与えないという発想と同じです。
やる気を削いだり、社員のモチベーションを下げる上司の言動として代表的なものは…=============================
■一方通行の指示を出す
■部下の話を最後まで聞かずに結論づける
■部下の意見や提案を受け入れない
■考えに一貫性がない
■仕事の目的や背景を説明しない
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のようなことが、部下のやる気を削いでモチベーションを下げるのです。 思い当たる節はありませんか?無理してやる気やモチベーションを高くしようとすると、逆効果になることは目に見えています。恐らく、強制されてやる気が出る人はいないでしょう。嫌々ながら行動します。ならば、やる気やモチベーションが下がらないようにするには、どうしたらいいのかを考えた方がずっと得策です。
また、やる気やモチベーションは、会社や仕事だけが影響を与えるものではなく、プライベートな要因も大きな影響を与えます。プロだから仕事とプライベートを明確に区別しているなんて人はいません。稀にいるかもしれませんが、区別できない人が圧倒的に多いのです。これが常識です。
夫婦喧嘩をしただけで、仕事のやる気が下がるのが本当のところです。 「恋人にフラれた」「親しい人が亡くなった」「体調が悪い」「事故に遭った」「好きなアイドルのライブに行けなかった」「子どもが受験に失敗した」「禁煙をしている」「最近、太った」など、些細なことでモチベーションは低くなります。
このように、社員(部下)のやる気を削いだり、モチベーションを下げる原因は、上司の言動とプライベートのふたつが考えられます。上司やリーダーは、これを肝に命じてください。無理してやる気やモチベーションは高めないでください。
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