継続するためには、どうしたらいいのか?
- 社長の大学★長谷川博之
- 2020年3月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年3月15日
先日、福島県のある企業で珍しい研修を行いました。
弊社は、年間30回以上の研修やセミナーを行っています。
ただし、弊社が主催した研修やセミナーではなく、すべて企業からのオーダーによるものです。
以前は、弊社主催で研修やセミナーも精力的に行っていたのですが、現在はまったく行っていません。
理由は簡単で、20人~30人ほどの参加者を集客するのが大変だからです。
年に2~3回程度ならば可能なのですが、月1回以上になると大変苦労をします。
このような理由から、現在では弊社主催でセ研修やセミナーは開催していません。
実は、理由はこれだけではありません。
元々、セミナーや研修を弊社で主催する目的は、研修やセミナーをフロントエンドとして、コンサルティングというバックエンドを売り込むためです。
数多くの研修やセミナーを主催してわかったことは、研修やセミナーに参加する人の95%はコンサルティングに繋がりません。
コンサルタント業界では、研修やセミナーをフロントエンドにして集客して、コンサルティングをバックエンドでウリましょうという常識がありますが…。
よく考えればわかるのですが、なぜセミナーや研修に参加するのでしょうか?
理由は、自力でなんとかしようとしているからです。
高いコンサルティング料を払わずに、研修やセミナーに参加してマスターしようという狙いなのです。
このようなことがわかってから、弊社がコンサルティングを行っているクライアントを分析してみました。
そうしたところ、セミナーや研修に参加してからコンサルティングに移行したクライアントは1社もありませんでした…。
これは紛れもない事実です。
コンサルティングの依頼をしてくる企業は、最初からコンサルティングが目的なのです。
そしてもうひとつ、コンサルティングをやるやらないの意思決定をする社長や役員は、弊社が得意とする「セールス」や「マーケティング」などの研修やセミナーには参加しません。
さて、冒頭の珍しい研修の話ですが、テーマは「継続」でした。
ことの発端はこの会社の「うちの会社は、何をやっても長続きしない…」という社長の悩みです。
ならば、継続をテーマに研修をやりましょうということになりました。
約1時間の研修でしたが、「継続するメリット」「なぜ、継続できないか」「継続するための仕組み」などをお話させていただきました。
新しい取り組みを始めても継続できる会社は、何らかしらの工夫をしています。
決して、個人任せにはしていません。組織的に取り組める仕組みを構築しているのです。
たとえば、お客様へお礼状を書くという新しい取り組みを開始したならば、毎日、朝礼が始まる10分前に全員でお礼状書きをするとか…。
はたまた、ニュースレターを発行するのであれば、一番ネックになるのは原稿が期日までに書けないということです。
そこで、原稿を書くための時間を会社で確保するとか…。
会社でブログを始めたのであれば、社員一人ひとり持ち回り制で、毎日継続するとか…。
これが、組織的な仕組みということです。
さて、継続をテーマとした研修ですが、参加していた幹部社員がこんなことを発言していました。
部下が10人いれば、同じことを10回言わなければ継続できないという話です。
妙に、説得力があったのですが、データがないのでなんとも言えません…。
詳しく聞いたのですが、以前聞いたことを実践しているとのことですので、誰から聞いたのかは不明ということでした。
そう難しいことではないので、興味のある人はチャレンジしてください。
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